令和3年度「価値創造チャレンジ事業」第1号のマッチングが成立しました
2021年11月10日(水)
IDEC横浜は、横浜市とともに、関東経済産業局が行う「価値創造チャレンジ事業」に参画し、地域の中堅・中小企業とスタートアップとのマッチングを通して、中長期的な視点での新市場創出など新たな事業創出をサポートしています。 中小企業のマッチング支援、技術相談、デジタル化相談などを行う「ものづくりコーディネート事業」で支援中の企業と大阪市内企業が連携し、このたび「価値創造チャレンジ事業」において今年度1 番目のマッチング成立となりましたので発表します。
■マッチング内容について
ものづくりの現場で、高度な機能や特性の実現の鍵となるのが、加工をサポートする「治具」の活用です。治具作製はコスト・クオリティの面で大きな差異を生み出しますが、職人の暗黙知領域でもあり、設計・製造に時間がかかります。このような「治具」の設計・製造において、精密部品加工技術を有する成光精密株式会社(大阪市)の「広い製造の知見や加工技術」と、株式会社3D Printing Corporation(横浜市)の開発する「治具の準備時間・コストを大幅に短縮する治具自動設計システム」が連携することにより、幅広い製造ニーズに迅速・低コスト・ハイクオリティで応え得るワンストップサービスの開発検討を進めていきます。
■「ものづくりコーディネート事業」について
企業OB等の専門的知識を有する(公財)横浜企業経営支援財団(IDEC横浜)のコーディネーターが、市内中小企業へ直接働き掛け、他の企業や大学との連携を行う「マッチング支援」、技術的なアドバイスを行う「技術相談」、DXの実現に向けた「デジタル化相談」を行い、市内中小企業の抱える課題解決を多方面から支援しています。
■ 関東経済産業局「価値創造チャレンジ事業」について
成長志向型の中堅・中小企業(地域未来牽引企業、サポイン活用企業、グローバルニッチトップ企業等)に対して、イノベーション力を秘めた全国のスタートアップとのマッチングを推進し、「両利き経営」の実践の機会を提供することで、既存事業の成長に加えて、コア技術の応用範囲の拡張や新市場創出など、新たな事業創出を支援しています。