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大人気の「横浜ナイトビュークルージング」

補助金・助成金活用 生活関連サービス業,娯楽業
専門家相談活用で事業再構築補助金採択!新たな取組への挑戦

心に響くシーンと出会うクルーズ体験をより快適な船でより幅広い層のお客様に
シャイニークルーズ株式会社【生活関連サービス業,娯楽業】

船上からしか見られない絶景をたっぷり満喫できるツアーが好評

国際都市として発展を続ける横浜の象徴「横浜みなとみらい21」を一望する運河パーク桟橋を拠点に、観光船、乗合船として「Shiny View号」を運航しているシャイニークルーズ株式会社。横浜港の素晴らしい夜景を堪能できる「横浜ナイトビュークルージング」など、恵まれたロケーションを生かした魅力的なツアーが好評を博し、2012年3月の開業から順調な経営を続けてきました。
ところが2020年に入り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が深刻化すると、同社には団体のお客様から予約キャンセルの連絡が殺到。もはや残された営業手段は乗合船としての運航しかなくなりましたが、それすらも人流抑制によって売上が激減しました。
同社の松本社長は困り果て、ともに経営に携わる今野営業部長と一緒に、対応策について相談できるところをインターネットなどで探し始めます。そして、2021年3月に「Shiny View 号」の船内へIDEC 横浜の職員と専門家が行き、直接相談を受けました。

「狭き門」の突破を支援して新たな事業展開への道を拓く

実は松本社長と今野営業部長には一つの構想がありました。それは、今まで旅行会社を通じて行っていたツアーを独自で企画し、より幅広い層のお客様を受け入れる新たな事業展開。しかし、そのためには旅行業免許取得のほか、様々なお客様のニーズに対応できるように船内のリニューアルも不可欠で、多額の資金が必要になります。
これを聞いたIDEC 横浜は「事業再構築補助金」の申請を勧めました。ただし、この補助金は調達できる金額が大きい反面、採択されることが非常に難しい、いわゆる「狭き門」です。それでも挑戦することを決めた二人は、最も重要視される「事業計画書」を自力で作成。専門家相談を活用してチェックを受け、完成度を高めて提出したところ、みごと採択されました。
同社は既に旅行業の登録を済ませ、窓を曇りにくいものに交換したり、車いすでもスムーズに乗船・下船できるようにバリアフリー化したりする船内のリニューアルにも間もなく着手。新たな事業展開への第一歩を力強く踏み出しました。IDEC 横浜ではこれからも引き続き、同社の意向に寄り添いながら伴走型支援を行っていきます。
【2022年度支援事例】

成功のポイント

  • コロナ禍での事業継続と新たな顧客開拓に視野を広げ、補助金申請に挑戦。積極的に取り組む姿勢が採択につながった。
  • 専門家との継続的な相談を通して、事業のSWOT分析などを実施。新たなビジネスモデル展開に踏み出すきっかけになった。

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