

創業
卸売業,小売業
IDEC横浜特定創業セミナーと経営相談窓口を活用しシニア創業へ
食品系の取り扱いに特化して豊富な知識とノウハウを活用
2021年12月に誕生した「よしだ商会」は、水産物、農産物、加工食品及び雑貨の卸売、また、それに伴う輸出入を行う専門商社。長年、大手総合商社の従業員として活躍してきた吉田社長が定年退職後に設立しました。その大手総合商社で吉田社長がずっと担当してきた分野であり、これまでに蓄積してきた豊富な知識とノウハウを大きなアドバンテージにできることから、食品系の取扱いに特化しています。
また、吉田社長は他社への出向や海外赴任などの経験も多く、様々な場所で幅広い仕事をしてきたことが、本当に楽しかったからこそ、定年まで勤め上げられたそうです。 そして、その気持ちをこのたびの創業でも大切にしていきたいという思いから「ビジネスは楽しい」を同社の企業理念に定めました。
このような吉田社長のシニア創業は、IDEC 横浜の横浜市特定創業支援事業の一環である「IDEC 横浜創業セミナー」を受講したことがきっかけだったそうです。定年退職後、自ら創業することに興味を覚え始めていた吉田社長が、インターネット検索で見つけたのがこのセミナーでした。
セミナーと経営相談窓口を通じてシニア創業へ
吉田社長は早速「IDEC 横浜創業セミナー」の受講を申し込み、9月から2か月ほどにわたる計4回のセミナーに参加することにしました。事業を行う上で一番の財産はスキルやキャリアよりも人とのつながりであると考えていた吉田社長は、このセミナーに参加していた約20名の受講者と接し、彼らの創業に対する並々ならぬ熱意に大いに刺激と影響を受けます。
その結果、最初は「興味」でとどまっていた創業に対する気持ちは「決断」へと変化。2回目の受講時からはIDEC 横浜の経営相談窓口も積極的に利用を始め、税理士と相談できる体制を作ることなど、創業時に重要になる数々のポイントについて説明を受けました。
このような経緯で、セミナーへの参加からおよそ3 か月後に同社の設立に至ったのです。 IT の発展によって仕事環境も手早く整えることができ、大企業が対応できない仕事を担っていきたいと意気込む吉田社長。今後、悩みがあったときにはまた相談したいという吉田社長をIDEC 横浜は親身になって支援していきます。
【2022年度支援事例】
成功のポイント
- 相談窓口に来る際は、事前の準備を欠かさず、主体的に質問をした。
- 助言を聞くだけでなく行動・実践し、また新たな課題を見つけるという好循環が生まれていた。
- 会社では誰かがやってくれていた作業を創業にあたり初めて一人で行った。
大変だと言いながら前向きに取組、掲げた企業理念を体現していた。 - セミナーでは積極的に周囲へ語りかけており、刺激を受けられる雰囲気作りができていた。
