横浜ミサリングファクトリー(2)※「きれいに作る」ために必要なことも学ぶ_R.jpg
「きれいに作る」ために必要なことも学ぶ

女性起業家 生活関連サービス業,娯楽業
窓口相談を経て創業、専門家による支援メニューもフル活用

お菓子作りから生まれる「つながり」
横浜ミサリングファクトリー【生活関連サービス業,娯楽業】

オンライン講座「パーフェクトケーキ」も開始

お菓子教室&食育コミュニティ・横浜ミサリングファクトリー(港南区)は、お菓子作りが好きな子どもや大人たちが集い、学び、交流する場です。単に「楽しかった」だけで終わるような教室ではなく、長く通って、自身のその後の生活にも役立つスキルの習得も目指しています。「お菓子を『きれいに作る』ことで身につくことはたくさんあります」と、松本美佐代表は語ります。例えば、包丁の置き方やテーブルの拭き方…。これらはお菓子を「きれいに作る」ために必要なのはもちろん、日常生活においても大切なことです。
設立は2007年5月。松本代表はフードコーディネーターであり、製菓学校「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ(代官山)」卒業生でもあります。もともとは専業主婦だったそうですが、「やりたいことをやり残して後悔したくない」と一念発起。派遣社員をしながらフードコーディネーターの資格を取得、地区センターで子ども向けのお菓子教室を開いていました。そして製菓
学校で学んで起業。「ミサリングファクトリー」をスタートしました。
女性起業家としても活躍しています。IDEC横 浜 や、WWBジ ャ パン、横浜市立大学エクステンション講座などでの講演実績も多数あり、2016年の「かながわビジネスオーディション」のファイナリストにも選ばれています。

市外から通う生徒や パティシエになった卒業生も

ミサリングファクトリーでは小中学生対象の「キッズファクトリー」や未就学児・小学1年生の「キッズファクトリー・プチ」、中高生の「おやつファクトリー」、大人向けの「フランス菓子研究所」などを開催しています。これらのクラスは1回限りの体験型ではなく、通学型になっているのが特徴です。都内や横浜市外から長い間通学する生徒、パティシエになった卒業生もいるそうです。
10月からはオンライン学習のプラットフォーム・Udemy(ユーデミー) を利用した「パーフェクトケーキ」も開設しました。動画による教室で、24時間365日、全国どこからでも参加できます。デジタル活用により、より多くの生徒たちの参加が期待できます。同事業を始めるに当たりIDEC横浜の支援担当者が相談に乗り、動画制作などの経費には「小規模事業者持続化補助金」を活用しました。今後も動画は順次アップされていく予定です。
【2021年度支援事例】

成功のポイント

  • 創業時からIDEC横浜の窓口相談や専門家を活用し、経営課題を解決。
  • 横浜市やIDEC横浜の施策情報を常にチェックし、タイムリーに利用。
  • コロナ禍になってもビジネスモデルを再構築するため補助金を活用。新たなお客様の開拓を実施している。

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