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次世代緩衝材

海外展開 製造業
海外展開支援助成(F/S)を活用して海外ネットワークを強化。タイへの進出が実現

製造業に欠かせない製品梱包材、 タイを拠点にアジア市場を見据える
株式会社日東ディード【製造業】

製造業に欠かせない製品梱包材、 タイを拠点にアジア市場を見据える

日東ディード(港北区)は、製品搬送に欠かせない緩衝材や梱包材の設計・試作・評価から製造までをワンストップで手掛ける産業用包材メーカーである。製造業における生産の海外移転に伴い、業界の国内生産は縮小傾向ともいわれるなか、大手企業向けに次世代型の緩衝材を開発したり、大手産業用エンジンメーカーから協力会社として品質ナンバーワンの評価を得るなど、企画・開発・性能評価を含めトータルで手掛ける同社への引き合いは多いという。

横浜市という看板、IDECの ネットワークは海外進出の強い味方

きっかけは、取引先大手企業のタイ進出。製品梱包材の安定供給サプライヤーとして、同社に進出要請があった。同社では、2012年に自力で中国進出した経験があったが、今回はスケジュールが厳しく、商習慣も国民性も中国とタイでは全く違ったため、IDEC の海外展開支援助成(F/S)を利用した。「IDEC アドバイザー(専門家)は、タイに精通しているしネットワークも素晴らしい。間に入ってくれたことで相手に信頼してもらえたことも大きいです」と、松浦事業部長。IDEC の仲介で日本企業との合弁実績がある企業と提携し、取引先から提示された期間内にタイ進出を実現することができた。とにかく、お金と時間がかかるのが海外進出。国際弁護士の無料相談や現地採用にあたっての優秀な人材の紹介など、コスト削減にもつながり、自力では得られない情報をもらえたこともメリットが大きかったという。今後は、タイを拠点にアジアでの事業拡大をしていく予定である。【2019年度支援事例】

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