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さまざまな用途の潤滑油を供給する

経営改善 製造業
専門家のアドバイスを受けて時代に合った社内規定に改訂

潤滑油のあらゆる可能性を求め、 産業を下支えする企業
三和化成工業株式会社【製造業】

潤滑油のあらゆる可能性を求め、 産業を下支えする企業

「潤滑油のあらゆる可能性を求めています。」三和化成工業(金沢区)は「潤滑油」を製造販売する企業だ。1947年設立の同社は、戦後から高度成長期、そして現在まで、産業にとって欠かすことができない潤滑油を供給し続けている。「もし世の中から潤滑油がなくなるとどうなるか。世の中は真っ暗になります」(武藤英輔社長)と言うように、潤滑油は人々の生活基盤や産業を支えている。例えば発電機や自動車、工作機械…。数え上げたら切りがない。そんな潤滑油の業界も、大手企業が参入するが、同社はその土俵では勝負していない。むしろ得意なのは、量産品ではなく、少量多品種・オーダーメード品だ。業界、製品、用途など、ユーザーにとって最適な潤滑油を販売している。

専門家のアドバイスで 「時代に合った社内規程」を策定

潤滑油の需要とともに同社の規模も拡大。今や取引先数は300社以上に上る。一方、社内の従業員数も80人を超えた。会社が大きくなることに伴って、社内ルールを整備する必要性に迫られていた。こうした中、同社は2017年度と18年度にIDECの経営コンサルティング(専門家派遣)事業を利用。社歴 70年以上の同社では、会社の歴史とともにさまざまな規程も作ってきたが、見返すと矛盾している部分や統合すべき部分もあったという。そこを専門家のアドバイスを受けながら「今の時代に即した社内規程を作りました」(武藤社長)。18年度も専門家とともに社内規程の見直しを進め、中でも重要な「業務分掌規程」と「職務権限規程」の整備が実現した。【2019年度支援事例】

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