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手術中の医師などの疲労を軽減する

マッチング 製造業
医工連携コーディネーターによる資金獲得支援で製品化を後押し

身に付けて歩ける椅子「アルケリス」開発、 医療向けに販路開拓へ
株式会社ニットー【製造業】

身に付けて歩ける椅子「アルケリス」開発、 医療向けに販路開拓へ

ニットー(金沢区)は、プレス金型製作からプレス板金、機械部品加工までを一貫して掛ける企業。2012年には、初の自社製品として、ヌンチャクのように振って開閉できるアイフォーン用ケース「トリック・カバー」を開発し、話題を集めた。そんな同社がさらなる自社製品として昨年に製品化したのが、世界初、身に着けて歩ける椅子「アルケリス」だ。自治医科大学や千葉大学などと共同開発した。
同製品は、装着して座ったり、歩いたりすることが自由自在にできるウェアラブルチェア。長時間の立ち姿勢のまま手術をしなければならない医師や医療スタッフの疲労を大幅に軽減するという。医師は 10 時間以上、立ちっぱなしで手術することもあり、腰や脚への負担が課題とされている。開発したアルケリスは、装着により脛と腿に体重を分散し、体幹を安定させることで、イスの役割を果たす。

医工連携や資金獲得支援で 製品化を後押し

同社が「アルケリス」の開発に着手したのは2014年8月のこと。町工場発のユニーク製品としてアイフォーン用ケースで注目された藤澤秀行社長の講演会に、医療機器業界の関係者が参加したことがきっかけ。以来、千葉大フロンティア医工学センターなどとの医工連携により開発がスタート。IDECでは横浜市立大学手術室での実証実験をサポートしたほか、医療機器の専門展示会「Medtec Japan」や医科系学会出展によるマーケティング、専門コーディネーターを活用した事業計画策定などをハンズオン支援した。さらに、「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金(中小企業庁)」「中小企業新技術・新製品開発促進事業(横浜市)」といった資金獲得支援も行った。【2019年度支援事例】

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