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「マイクロニードル」の一部

マッチング 製造業
ものづくりコーディネーターのマッチングにより医療業界へ進出

現在開発中の無痛針が製品化のメド、 在宅投薬や医療現場での負担軽減へ期待
シンクランド株式会社【製造業】

現在開発中の無痛針が製品化のメド、 在宅投薬や医療現場での負担軽減へ期待

シンクランド(鶴見区)は、光学・電気技術を医療分野へ展開するほか、新しい医療機器や検査測定機器を開発・製造する企業。主力事業の一つである「マイクロニードル」は、新しい投薬方法として、経皮投薬を実現するために開発されたものだ。光レーザーで微細かつ緻密に加工した“蚊の針よりも細い針”を使うことで、皮膚に直接貼ることができる「痛くない注射」を実現。針は、生体内で分解・吸収される素材を使っている。開発がさらに進めば、インスリン注射を受ける糖尿病患者の在宅投薬や医療現場での大幅な負担軽減にもつながると期待している。

IDECコーディネーターがつないで くれた「縁」がきっかけで飛躍

2014 年に創業した。「ベンチャー企業が5年間も続くことは、その会社の事業が間違っていなかったと示していると思います」と宮地邦男社長。IDEC は創業時から活用しているという。起業後にIDECのインキュベーション施設に入居する際や、もともと強みとしていた光学技術を医療分野に展開する際も、IDEC の専門家相談を活用した。担当したコーディネーターは「(自社にとって)未知の医療業界だが、社会の役に立つ開発をしたい」という宮地社長の熱い思いをくみ取り、自身の人脈を惜しみなく紹介してくれた。「ベンチャー企業である自分たちだけでは、決してつながれないような相手とも接点が持てました」(宮地社長)と言う。交渉もコーディネーターがサポートし、医療分野への進出につながった。
宮地社長は「糖尿病患者の小さなお子さんを持つお母さんから(マイクロニードルを使った新しい投薬方法が)いつ使えるようになるのかとの声をもらっています。来年中にサンプル、2 年後には必ず一般的に使えるよう、世に出したいと思っています」と意気込んでいる。【2019年度支援事例】

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