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日吉のアトリエ兼店舗

創業 製造業
横浜ビジネスプラングランプリで女性起業家賞、専門家の継続支援で店舗をオープン

高齢者の熟練技術が生み出す オンリーワンのバッグ
株式会社ビヨンドザリーフ【製造業】

高齢者の熟練技術が生み出す オンリーワンのバッグ

バッグブランド「Beyond the reef」を展開する、ビヨンドザリーフ(港北区)は2018 年 7 月、東急東横線・日吉駅近くにアトリエ兼実店舗をオープンさせた。同社のバッグは女性に人気があるデザインを、高度な手編み技術を持った高齢者や主婦が製 作。 編 み 物技術 の 継 承 だけでなく、高齢者の生きがい、やりがいにもつながっている。
バッグは完全受注生産。オーダーから手元に届くまで約 1 ヶ月を要する。すべてが手作業のためだ。製作を担当する女性たちは、卓越した編み物・縫い物技術を持っており、高齢者のほか、家事や育児、介護を抱える主婦も参加している。

ネット販売の限界感じ 実店舗をオープン、IDEC が支援

こうして製作されたバッグは、小さい製品でも 1 万 2000 円から販売。決して安くはない。「価格競争より希少価値で勝負しています」と楠佳英社長。創業以来、ネット販売で順調に売り上げを伸ばしているが、楠社長は「ネット販売のようにボタン一つで購入できる“指ポチ”の限界を感じました。手作りのぬくもりや魅力を伝えるには、思いが伝わる場所(= 店舗)が必要だと思いました」と話す。こうした中、楠社長は「横浜ビジネスグランプリ2017」にエントリーし、女性起業家賞に輝いた。同グランプリのファイナリストは IDEC などによる支援を受けられる特典がある。IDECでは店舗出店のための補助金申請サポートのほか、ブランディング構築などで専門家派遣を行った。そして店舗オープンにこぎつけた。【2019年度支援事例】

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