マッチング
製造業
横浜ビジネスプラングランプリやクラウドファンディングに挑戦。大手企業とのマッチングで販路開拓
「香り×最新テクノロジー」で 新しいライフスタイルを提案
コードミー(西区)は、エアーフレッシュナー(アロマスプレー)専門の製造販売企業。計 3000 種類以上の組み合わせから、その人にとっての“最適な香り”をプロデュースしたオリジナルの香りを提供している。具体的には、パソコンやスマートフォンの画面から、性別や年齢、好きな香り、気分などを登録。そうすると「Start(朝)」、「Shift(昼)」、「Sleep(夜)」と 1 日のシーンごとにオリジナルブレンドされた香りが作られる。また、ユーザーが使った感想や気分や好みの変化を報告していくことで、同社がデータを蓄積し再分析。今の自分に最適な「香り」を“アップデート”させて再び提供している。
現在、個人向けと企業向けに同サービスを展開。メーンは個人向けだが、企業向けでは音楽イベントや映画の試写会などで、イメージに合わせた香りを演出している。
人からつながる「情報」が ビジネスの要
10 年以上大手の香料会社でフレグランスの開発を手掛けていた太田賢司社長が、自身の経験と最新テクノロジーを組み合わせてパーソナライズ(個人化)した「香り」を創るために立ち上げた会社。2017 年 4 月に起業したばかりだが、IDEC が経営相談に乗った。そして事業の実現性を図るためにビジネスプランコンテストやクラウドファンディングにも挑戦、入念な準備をした。「IDEC に相談したからこそ、難しいとされる資金調達もできました」と太田社長。さらに、IDEC のコーディネーターと常に情報交換をする中で、大手企業とのビジネスマッチングにもつながった。「人と会うことで得られる情報がビジネスの新しいチャンスにつながります」(太田社長)と話している。【2019年度支援事例】