女性起業家
学術研究,専門・技術サービス業
F-SUSよこはまIM(インキュベーションマネージャー)のきめ細かなサポートによって補助金獲得!
ゆとりある育児とフードロス解消を共に実現
「仕事や家事に追われて、子どもが一番かわいかった時期の記憶がない」「食材を使いきれずに捨ててしまう」どちらもモッタイナイ。愛家( アイカ) の佐藤代表は、「冷蔵庫から始める家の片付け」を通じてこの「2 つのモッタイナイ」の解決を提案・サポートしています。
佐藤代表が片付けの重要性に気付いたのは、娘さんのアトピー性皮膚炎がきっかけでした。「娘のために家を清潔にしておきたい。けれど、モノの片付けから始まる掃除はとても時間がかかる。
掃除の前にまず「片付いている」ことが大切。人が快適に過ごせる状態を維持する仕組みまで提供したい」という思いから、佐藤代表は、『ライフオーガナイズ( 住居・生活・仕事・人生等あらゆるコトやモノを効果的に準備・計画・整えること)』の概念をベースにしたライフオーガナイザーの資格を取得。日本ライフオーガナイザー協会の認定講師としても活動しています。
初めはパートタイムと並行しながらでしたが、思い切って開業し、コンサルティング型片付け支援サービスを専業とすることを決意しました。
コロナ禍で電子書籍を出版。オンラインとリアルのハイブリッドな活動へ
同業の仲間はいるけれど、ステップアップにつなげるため、IDEC 横浜の女性起業家専用シェアオフィス「F-SUS よこはま」に入会した佐藤代表。「一人だと限界がある。色々な人と知り合い、意見を聞きたかった」とのこと。入会時に助言を得ながら事業計画書を作成したことも「初めての経験」だったそうです。
コロナ禍で現場での片付けサービスが難しい中、冷凍収納に関する電子書籍をKindle で出版し好評を得ています。「片づけ収納ドットコム」や「ESSEonline」などのライターとして書きためたものをいつか出版したいと思っていました。
「F-SUS よこはま」での何気ない会話から、電子書籍に詳しいIDEC 横浜の経営相談員の助言を得ることになり、小規模事業者持続化補助金を申請。採択に至り、無事電子書籍を出版しました。出版後は、セミナーの講師依頼や、取材依頼など反響を呼びました。佐藤代表にとって「F-SUS よこはま」は「自分を見直す場、気軽に相談できる場」。多様な起業仲間とも出会い、互いに刺激し合いながら、コロナ禍でもオンラインとリアルのハイブリッドで活動の幅を広げています。
【2022年度支援事例】
成功のポイント
- 横のつながりに目を向けてF-SUSよこはまに入会。業種の異なる仲間や経営に関する知識を得ることができた。
- 行動力と諦めない心が、長年の思いであった書籍の出版を実現化した。