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電話1本で揚げたても提供

販路開拓 卸売業,小売業
販路開拓相談でチラシやPOPを作成、売上向上

店舗移転後の低迷から 「攻めの営業」でV字回復
有限会社いずみ野宝屋【卸売業,小売業】

店舗移転後の低迷から 「攻めの営業」でV字回復

いずみ野宝屋(泉区)が運営する「肉の宝屋・いずみ野店」(同)は、地元で 40 年以上親しまれている精肉店だ。相鉄線・いずみ野駅から少し離れた立地ながらも、1 日 120 人以上が来店する人気店となっている。店頭では、肉類だけでなく、揚げ物やチャーシュー、焼き鳥といった惣菜類の品ぞろえも充実しており、中でも電話注文を受けてからコロッケを揚げて提供する「揚げたてサービス」や「お肉屋さんが作ったお弁当」の宅配サービスは人気。とはいえ、最近までは売り上げが伸び悩んでいたという。駅前再開発により現在の場所に移転したのは 2013 年 6 月のこと。以来、立地に恵まれた以前の店舗とは状況が一変した。来店客も 1日40~50 人までに落ち込み、渡辺幸雄社長は頭を悩ませていたという。

事業所向けに お弁当宅配サービスを開始

そんな渡辺社長が受けたのが IDEC による専門家派遣と経営相談。これまでは店で待っていれば、お客さんが入ってきたが、移転後はそうではない。専門家からチラシや POP(ポップ)などについてのアドバイスを受けた。「今まではチラシや POP を作ったことがありませんでした」と言う渡辺代表だが、手作りのチラシを近所に配って回った。
その一方で、近隣の事業所向けに弁当を配達するアイデアも浮かび“外回り営業”にも汗を流した。IDECへの相談が転機となり“待ち”の姿勢から、自らで販路を開拓する“攻め”の姿勢に転換。今では弁当の得意先を3社獲得し、1日40食以上を配達する。一時は半減していた売り上げも移転前と同水準まで回復、復活を遂げた。渡辺社長は「これからも地域に根ざしてやっていきたいです」と話している。【2019年度支援事例】

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