マッチング
情報通信業
IDEC専門家のマッチングにより販路開拓
遊びながらプログラミングが学べる ロボット玩具開発
ICON(神奈川区)は暗号化システムやソフトウェア開発などを手掛ける IT 企業。そんな同社では、遊びながらプログラミングの基礎が学べるロボット玩具「KUMIITA(クミータ)」を開発し、発売を開始した。2020年に小学校でのプログラミング教育が必修になるが、同製品はミニロボットと、それを動かすためのコマンドパネルのセット。0 歳児(7カ月)から「プログラミングの基礎の基礎」が身に付けられるものだ。「直進する」「分岐する」など、計 40 枚のパネルを組み合わせ、ロボットを動かしてゴールに導く。
各パネルにはロボットが読み取るためのプログラミングコードが特殊印刷で刷り込まれている。パネルをさまざまなパターンで並べることで、ロボットの動きも10万通り楽しめるという。3 歳児未満の玩具としては珍しく玩具安全基準「ST マーク」を取得している。
困っているときに相談 「一生懸命にやってくれる」
「ものづくりに関しては初めてのチャレンジでした」と言う土屋敏子社長。そもそも、同社はソフトウェア開発の会社。製品を作るのにも、協業先が必要になってくる。そこで IDEC に度々相談。力になってくれる市内協業先を紹介してもらったという。また販路開拓までも IDEC がサポートした。「困っているときに相談すると、一生懸命にやってくれます」(土屋社長)。発売した「KUMIITA」は5万5000円(税込)。大手百貨店の一部店舗やアマゾン、楽天で販売しています。
海外からの注目度も高く、米国や欧州、台湾などから問い合わせが相次いでおり、メールでの問い合せも 1 日 30 通ほど寄せられるという。「KUMIITAは非言語です。今後は世界中に広めていきたいです」と土屋社長は話している。【2019年度支援事例】