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女性起業家 製造業
女性起業家メンタープログラムや窓口相談を利用し課題を明確化

3DCAD・プリンターのノウハウで、 ものづくりの未来に貢献します
RIS3Dデザイン【製造業】

得意とするのは実践的な技術教育と クライアントに寄り添う提案

RIS3Dデザイン(都筑区)の上島代表は、大手工作機メーカーで3DCAD部門に配属されたのを振り出しに、10年以上3DCADの設計、システム開発、技術サポート、研修教育に携わってきた。
従来の研修はCADのコマンド説明が中心で、実際に設計するのは難しいことも。そこで上島代表は、実製品のモデルを用いて操 作 手 順をマ ニュアル 化 。その資料は100ページを超えることもあるが、初心者でも読みながら設計できるようになる。試作品製作などを外注してきた企業でも内製化を実現し、コスト削減や工期短縮といった業務効率化につなげている。
ソリューションの提案も、クライアント目線を心掛けている。「幅広い選択肢からお客様に最適な造形方法と材料、製品を提案できることが強みです」と上島代表。

横浜から最先端のものづくりを 支えていきたい

3Dプリンターを活用した「アディティブ・マニュファクチャリング」は、これまでの切削加工( サブトラクティブ・マニュファクチャリング)で出る無駄を低減。強度を確保し軽量化する技術が航空宇宙分野で導入されるなど、すでに海外では注目されている。こうした3Dプリンターによる実装品の研究は、日本が後れを取っている領域。上島代表は「研究開発に取り組む企業をサポートしたい」と話す。
2020年は「テクニカルショウヨコハマ」へ出展予定。法人化も計画している。「中小企業、特に地元横浜のものづくり産業に貢献したい」と上島代表。3D技術の教育普及も、企業だけでなく学校教育の現場や、女性を対象に広げていきたいと展望する。【2020年度支援事例】

成功のポイント

  • 上島代表は多才な故に事業の方向性に迷っていたが、IDEC横浜の女性起業家メンタープログラムや窓口相談を通じ、本当にやりたいこと、やるべきことを確立してきた。
  • 特定のメーカーに縛られず、企業に最適な3DCADと3Dプリンターの提案が出来るため、大企業から中小零細企業まで幅広くサポ ートできることを前面に出した。

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