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看板商品のガラスポットアレンジ

女性起業家 生活関連サービス業,娯楽業
F-SUSよこはまの入会をきっかけに専門家のアドバイスで自社ブランド確立

専門家のアドバイスで趣味が事業に フラワーブランドGlicina Peony(グリシナ ピオニー)ができるまで
Glicina Peony【生活関連サービス業,娯楽業】

2013年に独立し、女性向けシェアオフィス「F-SUSよこはま」の会員に

Glicina Peonyは、横浜を拠点にブーケやフラワーアレンジメント、プリザーブドフラワーなどを手掛けるブランドです。名前は、牧島代表が一番好きな花、藤色の芍薬(しゃくやく)のスペイン語と英語からとっています。
学生時代はフラワースクールに通い、就職後はウェディングブーケの製作を請け負うなど花に関わってきました。ブランド名を掲げて活動するようになったのは会社員だった2013年です。この頃は、まだはっきりとしたブランドの方向性はなく、依頼に応じて様々な作品を作っていたといいます。
2019年、横浜女性起業家COLLECTIONに選ばれたのを契機に退職し、翌年、個人事業主となります。IDEC横浜の女性向けシェアオフィス「F-SUSよこはま」の会員となりましたが、まだ自分の作品の独自性に自信がなく、再就職してもいいと考えていました。趣味を事業にするということが、うまく結びついていなかったのです。そんな時期に、IDEC横浜のある専門家と運命的な出会いをします。

原点を見つめ直すきっかけは、「専門家からの問い掛け」

牧島代表は、「事業を成功させるためには、事業計画や環境分析など、自分が知らなかったことをできるようにならなければいけない」と経営の勉強をしていました。
しかし、その専門家には「藤色が好きな理由を50個考えてください」と自分の原点を見つめ直すように言われたのです。振り返ればそれまではきれいかどうかを基準に、たくさんのタイプの作品を作ってきました。しかしそのアドバイスでGlicina Peonyのブランドの方向性がはっきりつかめました。同時に、進むべき道が一つになり、この事業でやっていけると思えるようになりました。
現在は製作とワークショップ、百貨店などのポップアップショップを中心に活動中。「いろいろ器用にこなすタイプでしたが、今はやるべきことが絞られて、生活がシンプルになりました。将来は、私の好きなお花を自分らしく発信できるアトリエを持つのが夢。横浜で、花が好きな人が気軽に立ち寄れるような場所を作りたいです」と語っています。
【2022年度支援事例】

成功のポイント

  • きれいな花は、集まることでそれぞれの個性が失われてしまうという。その難しさを抱えた中でブランドの方向性がより鮮明になったのは、藤色が好きな理由を専門家が聞き出し、それこそが強みだと気付かせてくれたから。
  • 専門家と着手すべきことを選定していく中で進むべき道が一つになった。

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