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販売会で人気の食パンは数種類用意している

女性起業家 宿泊業,飲食サービス業
小規模出張相談事業を利用して課題を整理、商品販売会を実施へ

「焼き立てのおいしいパンを届けたい」 自宅販売の夢を現実のものに
パンと焼き菓子のお店 tocotoco bake【宿泊業,飲食サービス業】

友人の一言で始めた自宅教室から、 パンの販売へと思いは膨らんだ

パンと焼き菓子のお店 tocotoco bake(中区)の高橋代表は、幼い頃から母親の手作りパンを食べていたこともあって、自然とパンを作るように。子育て中にパン教室へ通って資格を取得すると、友人から「パン作りを教えてほしい」と頼まれた。友人3人を相手に教え始めた自宅教室は口コミで広がり、15年経った今では生徒数40人ほどになった。「技術を極めたい方、習っている時間と持ち帰るパンを楽しみたい方、どちらの期待にも応えたい」と高橋代表。
教室の傍ら、毎年幼稚園のバザーにも出店してきた。パンを購入してくれた人が喜ぶ姿に「いずれはお店もやってみたい」と思うようになったという。

勇気を持って踏み出した1年。 IDEC横浜は背中を押してくれた

趣味の延長から仕事にするため、店舗兼住宅へ転居。2019年4月に製造許可を取得したが 、いざとなると店の始め方に悩みIDEC横浜に相談。担当者から「まず販売日を決めましょう」と提案され、そこから逆算してタスクを整理。宣伝方法と利益計画が定まった。迎えた第1回販売会は盛況で、売上目標も達成。「出足で失敗すると、うまく波に乗れないのでありがたかった」と振り返る。
パン種の発酵は計画通りにいかないことも多く、準備は大変だが「『家庭で作る焼き立てのパン』がウリ。数やスピードだけでなく、丁寧さと質も大事にしたい」と前向きだ。2020年初めには新しいオーブンを導入予定。販売会も月2回から4回に増やそうと意気込んでいる。【2020年度支援事例】

成功のポイント

  • IDEC横浜の専門家が、やるべきこととそのリスクについて情報提供してくれた。いわばガイド役になってくれ、ひとりで考える不安が解消され 、道を踏み外すことがなかった。
  • 本人自身が次のアクションを決めたので、本人にとって納得感があり、選ぶことが貴重な経験となった。
  • 本人の粘り強い努力と行動力があった。

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