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代表のタノジ・サプコタ氏。11年前に来日

創業 卸売業,小売業
事業計画や利益計画を策定。創業特例の融資を活用し創業

増加する外国人のニーズに合わせて、アジア食材を扱う卸売業・小売業を起業
Reiwa Enterprises合同会社【卸売業,小売業】

自身の経験からお店のオープンを 決意。家族や友人の協力も

Reiwa Enterprises合同会社(中区)は、2019年10月にアジア食材専門店「Stop&Shop」をオープンした。扱う食材は、スパイス、調味料、米、肉、野菜など多岐にわたる。代表のタノジ・サプコタ氏は、近年、石川町や伊勢佐木町周辺には東南アジア系の外国人が増加していると感じていた。自身がネパールから来日した際、アジア系食材を購入できる場が少ないことに悩んでいたという。「日本のスーパーやコンビニでは、アジアの食材を手に入れることは難しい。それなら、自分で店舗を構えて販売しようと思った」とのこと。さらに、「日本の方にアジアの食べ物を知ってもらう機会にもなる」と考え、妻とフィリピン出身の友人夫婦の4人で店を立ち上げた

“困ったこと”がビジネスチャンス。 アイデアを形にしたい

店には1日平均30~40人が来店する。多くは20、30代。12時から24時まで営業しており、主に仕事帰りに立ち寄る人が多いのだそう。また、中区限定ではあるが、5,000円以上の購入者には無料で配達するサービスも実施している。サプコタ氏は「今後は配達エリアを広げたい」と話す。さらにキャッシュレス決済やハラールなど多様なニーズに対応し、海外送金の支援も行っている。
「“外国人である自分が感じて困ったこと”にビジネスチャンスがある。頭の中に描いているアイデアはたくさんあるので、顧客のニーズに合わせて検討しながら形にしていきたい」と語る。現在はネット販売に向けて、ウェブサイトを製作中だ。【2020年度支援事例】

成功のポイント

  • アドバイスを受けながら事業計画や利益計画をしっかりと作ることができた。
  • 神奈川県中小企業制度融資「創業特例」(※)を活用し開業資金の融資を受けることができた。
    (※)創業支援機関の経営指導を受け、かつ、融資実行後おおむね2回以上の経営指導を受けることを条件に利率の優遇等が受けられる。
  • 会社設立から店舗の作り方、軽減税率対応補助金やキャッシュレス・消費者還元事業の対応に至るまでやり方を教えてもらい、機器導入の準備ができた。

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