経営改善
サービス業(他に分類されないもの)
「花は心の栄養、野菜は体の栄養」業界のリーディングカンパニーへ
横浜型地域貢献認定制度の取得を契機に、企業の社会的使命を果たす
2018年の設立以来、サカタのタネグリーンサービス株式会社は「横浜を花と緑でいっぱいにしたい」という理念のもと地域緑花やCSR活動に取り組んでいます。事業を継続する中で、同社の社会的使命と本制度が重なる部分が多いことがキッカケとなり、本制度の取得を目指すこととなりました。また、この制度を通じて同社の地域貢献への取組みを客観的に認めてもらうことで、地域社会と連携したCSR活動をより一層深めていきたいと考えました。
認定取得の取組みでは、従業員の意識向上や企業のCSR推進にも大きく寄与しました。
植物をよきパートナーとして素晴らしい空間を創り出し育てていくことが重要であると位置付けています。
また、従業員の一人ひとりが仕事に対する情熱を語り、チームが一丸となって会社を盛り上げてもらうことを目指し、植物と共に働く喜びを求め、やりがいのある仕事ができる職場環境を大切にしています。
地域社会との共生を図り、同社を取り巻く者と共栄をしていく
同社の地域性のCSR活動の取組みをいくつか紹介します。一つ目に、本業の造園事業で「百花繚乱プロジェクト」として、横浜市の花「バラ」をさまざまなジャンルと掛け合わせ、緑と花の新たな魅力を横浜市から展開しています。また、2027年の横浜国際園芸博覧会に向けて多角的な取組みも行っています。
二つ目に、来園者向けに環境啓発活動として公園の仕事に関する理解を深めていただくために種まきイベントなどを実施し、地域との共生に繋げています。
三つ目に、公園の仕事に関する理解と公園の効果効能に関する普及啓発を目的とした小学生の職場体験を実施しており、校外学習を受け入れることで、市民とのコミュニケーション向上を図っています。
社員の地域社会との関わり方の意識の変化
認定取得時のCSR担当者は、工事部門に所属しており、施工現場関連業務を中心に取り組んでいました。今回の認定取得の申請手続きを担うにあたり、IDEC横浜にて主導していただいているカリキュラムから、まずは自社内で行われている取組みを地域貢献CSR視点で拾い出していくことから始めました。
認定に向けた準備の過程では、他部門の担当者や経営層の方々に直接活動の詳細や取り組みへの想い、現状・中長期計画のヒアリングを行う機会に恵まれました。自社が横浜という地元地域社会に対してどのような価値を提供し、関わり合いながら事業を展開しているのかを理解する貴重な経験となり、社員としての意識も大きく変化したと感じています。
<利用した支援メニュー>
成功のポイント
- 既に、設立当初からCSR活動には取り組んでいるが、本制度で要求されている事項(地域性評価とシステム評価)に対応したものと同社の取組みを整理するのに苦労しました。そのため、早期にIDEC横浜の専門家のアドバイスを受けることで、制度の理解を深め、認定の取得を素早く行うことが出来ました。
地域性評価では、同社のCSR活動が本制度で要求している地域性評価の項目に該当するか否かの確認でアドバイスが役に立ちました。
システム評価では、同社で構築されているマネジメントシステムに係る仕組みが本認定規格での要求事項およびPDCAサイクルに基づき適切に運用されているかの整合性をチェックするのにも役に立ちました。
