うるるはあと2※インターネット通販でも販売_R.jpg
インターネット通販でも販売

創業 製造業
小規模事業者出張相談を利用して、プレスリリースの実施やホームページをリニューアル

平均年齢78歳のシニアベンチャー企業
うるるはあと【製造業】

自家製にんにく卵黄を生産、元気を与え続ける

人生100年時代とされる中、2019年5月に創業したばかりの「うるるはあと」(瀬谷区)は、平均年齢78・6歳(2020年12月現在)のベンチャー企業です。健康食品として人気の「黒にんにく」や「にんにく卵黄」など、にんにくにこだわった商品を開発。老人ホームを退所してまで起業に合流した81歳のメンバーもいます。コロナ不安や閉塞感が漂う時代で「にんにく商品でみんなに元気を届けたい」とする高齢者たちが日々製造や販売に奮闘しています。
店頭販売のほか、楽天やヤフーなどのインターネット通販も展開。栄養価が豊富な卵黄を配合したにんにく卵黄「寿宝」(100グラム3,300円、税込)は、主力商品の一つです。また、おつまみ感覚で食べられるオリジナル商品「黒にんにくのワイン漬」(同1,280円)なども開発しています。同社は5人で運営する“にんにくベンチャー企業”ですが、開発だけでなく、商品は完全無添加の状態で、全て店舗内にて自家製造しているのも特徴です。

独学で製法を研究

創業したのは横浜市内で飲食店を経営していた三浦すみ子代表。十数年前、店舗運営と肉親の介護で疲れていた時に、近所のおばあさんからにんにく卵黄を勧められたのがきっかけです。「毎日食べ続けて元気になれました」(三浦代表)と語ります。やがて店舗運営を引退し、老後を謳歌できる年齢になった三浦代表が選んだのが“第二の起業”でした。「自分も元気になったにんにくで、今後はみんなを元気にしたい」と一念発起しました。独学で製法を研究し、さらに営業に必要な食品製造業許可も取得しました。
ビジネスとして軌道に乗せるのはこれから。三浦さんは「本物を食べさせてあげたいし、よいものを届けたい。そして元気になってほしい。その一心でやっています」と、前向きな気持ちを忘れません。IDEC横浜では、創業間もない同社をバックアップし、コロナ禍を乗り越えるために、スタートアップ一時金や家賃支援給付金、休業補償などあらゆる支援メニューの申請支援を行いました。そして現在は販路開拓支援にまで発展させています。【2021年度支援事例】

成功のポイント

  • 小規模事業者向けの出張相談を活用し、ECサイト上での商品の宣伝内容の修正や商品や法人を知って頂くためのプレスリリースの作成支援を受けた。
  • IDEC横浜の仲介により、地元マスコミに広報を実施。少しづつ売上向上に結びついた。
  • 今後もIDEC横浜専門家を活用したホームページのリニューアルやマッチングを実施し、販路開拓に取り組む。

一覧に戻る