デザイン
サービス業(他に分類されないもの)
デザイン思考で「伝わる」チラシに。言葉だけでも変わる集客力。
イベント集客の難しさを実感…チラシの添削をデザイナーへ依頼
株式会社Coannaは、20年以上の経験を持つ元保育士3名が立ち上げた会社です。
保育士時代に、「親が子どもとじっくりと向き合う時間を作ることが難しく、子どもが自ら判断する機会が少ない」と感じた経験から、「こどもが真ん中の世界」を目指し、保育園以外でも子どもの主体性を育むことができるワークショップなどを展開しています。
同社の強みは、豊富な実務経験がいきる子ども向けイベントの企画力。しかし、自ら集客・PRする経験は浅く、これまでも試行錯誤して取り組んでいました。そのような中、2025年夏に百貨店でのワークショップ開催が決定。同社の認知拡大につながる大きなチャンスとあって期待を膨らませる一方で、集客力強化の課題に直面しました。相談者自身でチラシやパンフレットを作成してみたものの納得がいかず、デザイナーのアドバイスがほしいとデザイン相談を申し込みました。
デザイナーからのアドバイスで、イベント申込数が約9倍に!
早速、同社が作成したイベントチラシの添削から相談をスタート。デザイナーがまず着目したのは、言葉やレイアウトに顧客目線が欠けている点でした。チラシで重要なのは、自社のアピールではなく、顧客が参加したいと思う気持ちを引き出すこと。そのため、顧客が得られるベネフィットを明確に示す必要があることを説明しました。さらに、既存のチラシは情報が多く、広範囲に渡るため内容が漠然としてしまっていることも指摘。情報を届けたい人に着実に届けるためには、ターゲットを絞りこみ、ターゲットが欲しい情報を精査することが大切だと伝えました。
同社はこれらの改善点をもとに、イベントの魅力やターゲットを改めて検討。デザイナーに相談しながら、顧客目線でチラシのタイトルやキャッチコピー、写真、レイアウトを見直し、チラシを刷新しました。新しいチラシでイベントを告知したところ、SNSの反応が大きく伸び、申込数はこれまでの約9倍に増加するなどの効果が見られ、同社は言葉や見せ方の重要性を実感したとのこと。今後は自社Webサイトなど他の媒体の修正も行う予定で、引き続きデザイン相談の活用を進めていきます。
<利用した支援メニュー>
デザイン相談 ( https://www.idec.or.jp/designsoudan/index.html )
「チラシを作ってみたけど、しっくりこない」「デザインの良し悪しがわからない」と感じたことはありませんか?デザインは、単にお洒落に見せることではなく、ターゲットを分析し、相手の共感を引き出すことが大切です。デザイン相談では、現役デザイナーが、ターゲットに届く伝え方や見せ方を一緒に考えます。
記事掲載日:2025年11月13日
