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象の鼻パーク内 マルシェ風景

補助金・助成金活用 学術研究,専門・技術サービス業
デザインから製作までALL横浜で実現 コロナ禍での挑戦が生む横浜の新たな賑わい

株式会社N and R Foldings Japan

横浜青年経営者会のつながりからIDEC横浜の紹介を受ける

同社は、折り畳み式マルシェ用什器の試作開発にあたって事業再構築補助金を活用したいと考えていましたが、補助金申請や事業計画作成の経験がありませんでした。事業協力先であり、試作製造を委託する市内製造業2社からIDEC横浜を紹介されたことから、支援経験豊富な横浜ビジネスエキスパート(中小企業診断士)を派遣し、補助金申請や事業計画作成を支援することになりました。

工業デザインの受託会社から自社製品を持つメーカーへ

工業デザイン業である同社は、コロナ禍でアートや販促・広報などのイベントや企画が大幅に減少し、これまでになく売上げが落ち込んでいました。そこで、他社からの受注に頼るだけではなく、より能動的で主体的な事業構造への転換を進めていたところ、象の鼻パーク運営事業者から什器の相談がありました。市内製造業2社と連携し「単に物を置く場所の提供だけではなく出店者と来場者をつなぎ新しいマルシェ体験を可能にする什器『ORIICHI』」の開発に至りました。

事業再構築補助金の採択を目指し、事業計画作成を支援

補助金に関する申請要件や申請区分に関する説明から始まり、作成した申請書の内容に対するアドバイスまで、要所要所で支援を実施しました。申請期限までに申請書を作り上げることができ、無事、採択となりました。また、申請書作成にあたり、1回きりの試作開発ではなく、視座を高くして、事業という視点から記載するよう助言したことで、視野が広がり、その後の製品改良・拡充等の検討にもつながりました。

横浜市担当部署とのマッチング等、販路開拓を支援

『ORIICHI』は、2024年度グッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン面で高い評価を受けるとともに、様々なスペースにおいて簡単に折り畳みや展開ができる機能性も受け、象の鼻パークをはじめ、多くの場面で活用されています。『ORIICHI』による更なる横浜市の賑わい創出を目指す川本社長の思いを受け、IDEC横浜では、横浜市でのイベント等での活用可能性を探るため、担当する部署との引き合わせを実施するなど、引き続き、様々な支援を実施しています。

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