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お洒落なエントランスに置かれる限定ランチメニューはインスタでも発信

創業 宿泊業,飲食サービス業
IDEC横浜ワンストップ経営相談窓口と創業セミナーを活用し、15年来の夢を実現

「ま、いっか」精神と行動力でコミュニティカフェバーをオープン!
KAWASHIMA ittka (かわしま一家)

いざ開業! IDEC横浜を活用して夢を実現に

「KAWASHIMA ittka(かわしま一家)」店主の野澤氏は、長年の夢だったカフェバーを港南台にオープンした。開業するにあたり、まず職業訓練校に通いショップマネジメントを勉強したが、卒業後いざ準備となるも何から始めたらいいかわからない。その時、知り合いから公的支援の存在を教わりIDEC横浜を利用し始めた。ワンストップ経営相談窓口におよそ一年間通って準備を進めていった。
ワンストップ経営相談窓口では一対一で相談員と対話ができる。そこで、ありのままの状況を話しながら少しずつ事業計画を完成させ、「小さい子どもから大人までが楽しめる、港南台のみんなのおうち」を店のコンセプトに決めた。その間にもIDEC横浜の起業チャレンジセミナーや創業セミナーなど、勧められたものは受講した。IDEC横浜を利用する以外には、物件取得、メニューの設定や集客方法などの悩みには、自ら行動を起こして様々な場所を訪れ、人に会って意見を聞き、カフェで修行もした。こうした努力の結果、金融機関からの融資や横浜市商店街の空き店舗開業助成金を獲得して、念願のカフェバー「KAWASHIMA ittka」をオープンさせた。
「KAWASHIMA ittka」は野澤氏の旧姓からきている。愛犬、夫、両親、姉が店を手伝い、ロゴのデザインは息子、チラシの作成は姪という具合で、一家の協力で店を運営している。「ittka(いっか)」は口癖の「ま、いっか」をかけている。夢の実現まではいろいろな困難もあったが、「ま、いっか」精神で乗り越えてきた。ittka(いっか)はローマ字表記とは異なるが、ikkaよりしっくりくる自分の素直な感覚を優先した。開業には地元の友人たちの協力も大きい。中学時代の友人たちからの開店祝いで店内に大画面テレビを設置、内装やデザインも手掛けてくれた。

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     にぎわう店内。みんなで乾杯!

「港南台のみんなのおうち」コミュニティカフェバー

昼は限定ランチ、夜は横浜ビールと各種おつまみや料理を提供している。店舗前のガラスに書かれたサイン、毎日黒板に書くメニュー、内装やインテリア、食器のすべてに店主のこだわりが詰まっている。口コミで近所のシニアサークルがグループで訪れて貸し切りになることや、常連客が徐々に増え、初めての客と楽しく会話ができる時間を提供できるようになってきた。「港南台のみんなのおうちとして、集える場所にしたい」という野澤氏の夢に近づきつつある。今後はお客様と一緒にバンドを組んでイメージソングを作りたい、誰かにお店を任せられるようになったらキッチンカーで日本一周の旅に出る、と夢はふくらむが、まずは一歩ずつやっていく。
創業したい方へのメッセージは「やって後悔するよりやらない後悔の方が大きい。やりたいことに出会えたのは嬉しいこと。自分も助けてもらったので、私も頑張る人を応援したい」。自らが行動して切り開いてきた野澤氏だからこその言葉である。

(2023.6月掲載)

成功のポイント

  • 悩みながらも夢をあきらめない強い意志と行動力
  • ワンストップ経営相談窓口の活用でとことん自分の考えに向き合い想いを具現化
  • 周りのサポートを引き寄せるコミュニケーション能力

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