COMPAMED 2018 報告

横浜医工連携プロジェクト アドバイザー
森尾康二

2018年11月27日(火)

世界最大の医療技術見本市 COMPAMED 2018が例年通りドイツ・デュッセルドルフにて開催され、昨年に引き続いてIDECと横浜市は横浜パビリオンを構成して参加した。 11月12日(月)~15日(木)の4日間に亘って多数の来場者をお迎えして、横浜パビリオンは大盛況だった。今回の出展に際して、参加する5社に対しては昨年の経験に照らして出来る限りの内容の充実と事前の準備をお願いしてきた。一度だけの経験と一年間という短い時間の中であったが懸命の準備をしてもらった結果、予想に違わぬ成果を上げることが出来た。各社の概況は次の通り。

今回、新たにドイツの微細技術分野の企業ネットワークIVAM(イーファム)との協力を試みた。IVAMに参加している在ドイツ及びヨーロッパの、微細技術を利用した医療機器・技術の企業約25社が横浜パビリオンの隣にブースを構えている事から、IVAMの運営責任者であるディートリッヒさんに、横浜企業5社の技術を聴き取ってIVAM所属企業とのシナジーを生み出して頂くべくお願いした。4日間の会期中の3日目にスタートして、散発的にマッチングは出来たが十分ではなかったため、事前準備を含めて組織立った実施が必要と思われる。

4日間の会期を振り返ってみれば、5社の企業はいずれも多数の来訪者を獲得し、地理的にも、また利用分野も広がった。こうした横の広がりに対して、技術の成熟に伴い商品化に近づいている事から、再来訪者を含めてより深い商談が出来る様になってきた。こうした個別の商談を帰国後もフォローして、来年には更に一段と深い関係を構築して成約に結び付けて行きたいと考えている。

横浜パビリオンの様子

一覧に戻る