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横浜ビジネスグランプリ2018 横浜ビジネスグランプリ2019
ファイナルステージレポート

横浜ビジネスグランプリ2018 受賞者

開場直後の受付

2019年2月23日に横浜市西区のランドマークホールで、「横浜ビジネスグランプリ2019 THE FINAL」が開催されました。

「横浜ビジネスグランプリ」は、公益財団法人横浜企業経営支援財団(IDEC)が主催し、横浜市経済局の共催のもとで2003年から実施されており、今回で21回目を迎えました。

 後援先の関東経済産業局、神奈川県産業振興センター、川崎市産業振興財団、相模原市産業振興財団、湘南産業振興財団、日本政策金融公庫横浜支店のほか、横浜県内の地域金融機関を始めとする多数の企業や団体が協賛を行い、ファイナリストのビジネスプランの実現を支援しているのが「横浜ビジネスグランプリ」の大きな特徴。

 横浜市内で新たな事業を始めようと考えている全国の事業者と、将来起業を考えている学生を対象に、ビジネスプランを全国から募集しました。

 応募数は一般部門で82件、学生部門で35件。合計117件の中から選び抜かれた一般部門7名、学生部門3名の10名のファイナリストたちが、会場に詰めかけた約250人の観客を前にプレゼンテーションを行いました。

審査員

 審査員長の野島廣司氏(株式会社ノジマ代表執行役社長)を始めとする8人の実業家および有識者による厳正な審査が行われ、4人のファイナリストが各賞を受賞しました。

 女性が最優秀賞を受賞したのは初めてで、全受賞者が女性となったのも「横浜ビジネスグランプリ」史上初の出来事です。

  • 【最優秀賞】 (副賞 100万円)
    「次世代型植物活性化剤の探索・評価サービス」
    横浜バイオテクノロジー株式会社 小倉里江子氏
  • 【一般部門優秀賞】 (副賞 50万円)
    「女性の髪のセルフケア支援プラットフォーム」
    株式会社Aventino 金子章子氏
  • 【学生部門優秀賞】 (副賞 30万円)
    「施設の子どもたちへ、将来の選択肢の広がりを」
    国士舘大学 加藤早織氏
  • 【女性起業家賞】 (副賞 50万円)
    「保育士のキャリアデザインサポートサービス」
    プログス  桑子和佳絵氏
  • 【オーディエンス賞】
    「施設の子どもたちへ、将来の選択肢の広がりを」
    国士舘大学 加藤早織氏

ファイナリストのプレゼン終了後、昨年のグランプリの受賞者である株式会社スタジオルの代表取締役の山地瞭氏(一般部門優秀賞)、株式会社リサ・サーナ代表取締役の上田暢子氏(女性起業家賞)が、エキシビション講演を行いました。

横浜市経済局 林琢己局長

次いで、表彰式に先立ち、横浜企業経営支援財団の牧野孝一理事長が、
「今年、開港160周年を迎えた横浜は起業しやすい場所です。開港を契機に海外から数多くの人が横浜を訪れ、全国から横浜で一旗揚げようという志を抱いた人たちが集まって発展してきました。そしていま、このランドマークタワーが位置する『横浜みなとみらい21』地区には多数の企業が集積し、国際会議や展示会などで『パシフィコ横浜』に国内外から数多くの人が集まってきています。横浜市ではさらなる発展を目指し、今年1月に『イノベーション都市 横浜』の宣言を行い、ベンチャー企業が起業しやすい街づくりに取り組み始めました。『起業するなら横浜で』を合い言葉に、横浜市とIDECおよび関係機関がしっかり連携して支援させていただきたいと思います」と挨拶。

野島審査員長

最後に野島審査員長が、 「今回特徴的だったのは、第1に、受賞者が全員女性だということです。横浜市でも、女性が起業家としても成長しているのは非常に良いことです。ファイナリストに選ばれた男性の皆様も素晴らしい人ばかりですから、これからも努力しビジネスに励んでいただければ幸いです。また第2に、今回は1位と最下位の得点差が20%に満たなかったことも非常に特徴的でした。この僅差の中に、ファイナリストの皆さんの努力が垣間見えると私は思います。今後に(ファイナリストの)皆様のご活躍、横浜市の発展、ご列席の皆様のご健勝を祈念いたします」 と審査の総評を行い、ファイナルイベントを締めくくりました。

IDEC 枝野孝一理事長

ファイナルイベント終了後には、ファイナリストや審査員、企業支援機関、金融機関の関係者に加えてオーディエンスも参加し、大交流会を開催。横浜市経済局中小企業振興部の平沼英子部長の乾杯の発声のもと、思い思いに歓談を楽しみました。 多くの人が出会い、ビジネスに対する思いを語り合い、「横浜ビジネスグランプリ」は今年も盛況のうちに幕を閉じました。

【協賛賞】

協賛企業 協賛賞名 受賞者
株式会社ノジマ ノジマ賞 遠藤 久資氏
株式会社ユードー 株式会社ユードー賞 水野 勇望氏
株式会社TNPパートナーズ TNP賞 遠藤 久資氏
横浜銀行 横浜銀行・浜銀総研賞 江本 雅文氏
神奈川銀行 神奈川銀行賞 穴澤 百合子氏
きらぼし銀行 きらぼし銀行賞 江本 雅文氏、小倉 里江子氏、桑子 和佳絵氏
城南信用金庫 「よい仕事おこし」賞 穴澤 百合子氏
横浜信用金庫 よこしん賞 穴澤 百合子氏、桑子 和佳絵氏
川崎信用金庫 かわしん賞 穴澤 百合子氏
かながわ信用金庫 かながわ信用金庫賞 穴澤 百合子氏、大島 敬一郎
湘南信用金庫 湘南しんきん賞 穴澤 百合子氏
I.S.O横浜 I.S.O横浜賞 江本 雅文氏、小倉 里江子氏、加藤 早織氏
ウィズスクエア横浜賞 ウィズスクエア横浜賞 ファイナリスト全員
VIT横浜 VIT賞 加藤 早織氏
一般社団法人
神奈川ニュービジネス協議会
KNBC賞 金子 章子氏

 ファイナル当日のスケジュール

13:30

オープニング・開会宣言

13:45

ファイナリストによるプレゼンテーション

学生部門

C for C~肢体不自由者と古着~

国士舘大学 大島 敬一郎氏

不眠大国日本の睡眠不足を改善

東京理科大学 水野 勇望氏

施設の子どもたちへ、将来の選択肢の広がりを。

国士舘大学 加藤 早織氏

一般部門

OSMで歩くアーストレッキングナビ

朝日マップ株式会社 遠藤 久資氏

1家に1台自給自足型ソーラー発電システム

株式会社マステック 江本 雅文氏

災害時グルテンフリー低糖質保存食品開発

低糖質の焼き菓子工房・あんな 穴澤 百合子氏

「好きを定量化」出会いのサポートアプリ

脇坂 健一郎氏

女性の髪のセルフケア支援プラットフォーム

株式会社 Aventino 金子 章子氏

次世代型植物活性化剤の探索・評価サービス

横浜バイオテクノロジー株式会社 小倉 里江子氏

保育士のキャリアデザインサポートサービス

プログス 桑子 和佳絵氏

16:00

エキシビション講演

横浜ビジネスグランプリ2018
優秀賞 受賞(一般部門) 

株式会社スタジオル 代表取締役 山地 瞭氏

横浜ビジネスグランプリ2018
女性起業家賞 受賞 

株式会社リサ・サーナ 代表取締役 上田暢子氏

16:40

表彰式

「挨拶」
公益財団法人 横浜企業経営支援財団 理事長 牧野孝一

「総括」
ファイナル審査員 審査員長
株式会社ノジマ 取締役兼代表執行役社長
野島 廣司氏

17:30-18:30

交流会

ファイナリスト、起業家、審査員、起業支援者、
オーディエンスによる交流会

審査員長 野島 廣司氏

株式会社ノジマ 取締役兼代表執行役社長

1951年(昭和26年)神奈川県相模原市に生まれる。 中央大学商学部卒業後、有限会社野島電気商会(現ノジマ)に入社。 当時、経営悪化で社員数2人となっていた家業を継ぎ、 一代で2018年3月末現在(連結ベース)、従業員数5,430人、売上高5,018億円の組織に成長させる。 中央大学客員講師を務め、『野島記念BusinessAward』と題したビジネスコンテストを開催し、 起業を目指す学生を積極的に支援している。

南雲 玲生氏

株式会社ユードー 代表取締役

横浜市西区生まれ。 横浜市立南高等学校、青山学院大学卒。 横浜市西区生まれ。横浜市立南高等学校卒。 1996年にコナミ(株)(現(株)コナミデジタルエンタテインメント)入社。 (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(現(株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント)を経て、 2003年株式会社ユードーを設立。 横浜企業経営支援財団、市内の金融機関から支援を受けたことにより、 早期に、音楽、映像、ゲーム・ライブストリーミングを中心とした、 スマートフォンアプリ市場に参入。 2011年より受託開発から自社サービスに転換し、アプリ累計2,000万ダウンロードを達成。 2018年より、高知能・個性的な児童にむけたプログラミング、音楽、アート、道徳などの教育ドリルを、 スマートデバイスでライブ配信指導をする、 新しい放課後等デイサービスを開設。病院・専門医と協定し、 九州・沖縄地方からFC展開をしており、起業家として、次の時代のクリエイター養成の 事業を立ち上げている。

中山 いその氏

株式会社フューチャーネットワークス 代表取締役

鹿児島県奄美大島生まれ。高校まで奄美で過ごし大学受験に失敗し最初に入社した横浜にある 保険代理店の会社でコンピュータを学ぶ。 保険代理店の社長に背中を押されIT企業を設立。 横浜創立22年本社をみなとみらいに構え、郷里の奄美にオフィスを構えて12年になる。 奄美は地元貢献として奄美でできる事業を展開し雇用促進の一助として考えている。 本社では設立当時からホスティング、Web開発、Web制作の3本柱を基本に、 付随する業務を行っている。 奄美との連携を上手く重ねながら会社の発展を図っている。社員の幸せを追求しお客様の発展に貢献することを企業理念としている。

横山 周史氏

株式会社リプロセル 代表取締役社長

1991年、東京大学工学部工業化学科卒業。 同年、同大学大学院に進学し、1996年、東京大学工学部応用化学科にて博士号を取得。 専門分野は固体触媒。 1996年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、経営コンサルティング業務に従事。 1997年、住友スリーエム株式会社に入社し、ディスプレイ関連の新規事業立ち上げを推進。 2004年、株式会社リプロセルに取締役として入社。 2005年より、同社代表取締役社長を務める。

小山 嚴也氏

関東学院大学 副学長 経営学部教授

横浜市出身。 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得後退学。 山梨学院大学商学部専任講師、助教授、関東学院大学経済学部准教授、教授等を経て現職。 関東学院大学学生生活部長、一般社団法人経営倫理実践研究センター上席研究員、 川崎市開発審査会会長職務代理を兼務。 博士(商学)。 著書に『CSRのマネジメント』白桃書房、2011など。

呉 雅俊氏

株式会社TNPパートナーズ 代表取締役社長

明治大学工学部機械工学科卒業後、日本ラヂエーター(株)(現カルソニックカンセイ㈱)入社。 1987年ワタミフードサービス(株)(現ワタミ(株))設立と同時に入社、1998年常務取締役を最後に辞任。 2000年10月(株)TSUNAMIネットワークパートナーズ(現(株)TNPパートナーズ)を設立し、代表取締役社長に就任。 現在は、NPO法人ベンチャー支援機構TSUNAMI(現NPO法人ベンチャー支援機構MINERVA)副理事長、(一社)日本ベンチャーキャピタル協会常務理事、(一社)神奈川県ニュービジネス協議会副会長を兼務。

安達 研造氏

日本政策金融公庫 国民生活事業 南関東地区統轄

1983年国民金融公庫(現:日本政策金融公庫)に入庫。 三条支店長、渋谷支店長、国民生活事業本部融資業務室長、仙台支店長を歴任。 2018年4月より現職。神奈川県、千葉県、山梨県に所在する支店(国民生活事業)を統轄するほか、 創業支援の専門セクションである 南関東創業支援センターを管轄。 各地域において創業案件の審査に携わると共に、広く創業支援機関との連携を深め、 起業家の育成や 新事業の成長支援に取り組んでいる。

川北 彰子氏

公益財団法人横浜企業経営支援財団 地域密着型支援担当マネジャー 中小企業診断士

神奈川県藤沢市出身。上智大学文学部フランス文学科卒業。中小企業診断士。 民間企業にて商品企画、販売促進等に従事した後、2007年より(公財)横浜企業経営支援財団にて中小企業の経営支援に携わる。 2012年~2015年の間、横浜企業経営支援財団上海事務所に駐在。2018年4月より現職。