横浜ビジネスグランプリ2010 レポート

グランプリ

“多言語の世界掲示板-ワールドジャンパー-”

八楽株式会社 坂西優さん

プレゼンター:林文子市長

受賞内容

意思疎通No.1の翻訳インターフェースを使用して、世界中のユーザー同士が母国語でコミュニケーションを楽しめる掲示板サイトの運営。翻訳ツールの新たなトレンド統計翻訳を既に構築している。「翻訳の質を売りにするのではなく、コミュニケーションの楽しさを売りにする」というアプローチから生まれた革新性のあるビジネスだ。

優勝の言葉

司会者「グランプリをとれると思っていましたか?」 坂西「いえいえ。全然思っていませんでした。」
司会者「プレゼンは本当に上手でしたねぇ。みんな感心していました。」
坂西「ありがとうございます。このビジネスは、横浜ならではのグローバルビジネスだと考えております。本日、会場へお越しのみなさま!これからはユーザーとしてワールドジャンパードットネットをお使いください。違う国の違う言葉の人とのコミュニケーションを多くの人に楽しんでいただきたいと思います。本当にありがとうございました!」

グランプリ プレゼンターは林文子市長!

本年度もグランプリのプレゼンターには横浜市長、林文子氏にお越しいただきました。16歳から85歳という幅広い年齢層、国内外から過去最多の478件もの応募があり、その内容の独創的で革新性の高さを称賛されました。昨年から続く不況の中で、新たなビジネスを提案する絶好のチャンスであり、これらのビジネスは誰もが生き生きと希望をもって暮らしていける社会を築く力になってくれると、横浜から生まれるベンチャービジネスへ大きな期待を寄せられました。れからはユーザーとしてワールドジャンパードットネットをお使いください。違う国の違う言葉の人とのコミュニケーションを多くの人に楽しんでいただきたいと思います。本当にありがとうございました!

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一般部門審査員特別賞

“光ファイバ関連部品製造販売事業”

オーエヌテック株式会社 野中俊一

プレゼンター:審査委員長 大久保秀夫氏

受賞内容

オーエヌテック株式会社が独自に開発したニッケルフェルールは超高速光電信技術において、現在日本のどの一流企業をもってしても対応できない微細経の超高速通信光ファイバに唯一対応している貴重な技術である。日本の技術と技を世界に広める横浜発のベンチャー企業としてその将来性に大きな可能性のある企業だ。

受賞の言葉

司会者「賞金10万円の使い道は?」
野中「いえ、お金ではございません。本当にありがとうございます!」
司会者「伝えたい方は?」
野中「一緒に研究してきた小野田さん。本当にこの場所へ来たいと言っていたのですが、インフルエンザにかかってしまいまして・・・・・・。彼はくしくも会場となった慶應大学の出身なので、きっとこの場所への思いも強かっただろうと思うと、本当に残念です。」

アンダー22部門 グランプリ

“モバイル・サイン”

慶應義塾大学環境情報学部3年 大木洵人さん

プレゼンター:財団法人 横浜企業経営支援財団 清水理事長

受賞内容

全国の聴覚障害者に対し、ネットブックをベースにした手話専用総合携帯電子端末を販売し、日本初のモバイル型大画面遠隔手話通訳を実現。端末は行政の給付金により10分の1の価格に。さらに、手話ニュース配信、特許出願中の手話タイピング機能の提供も行う。手話が似ているアジアを皮切りに世界への進出も計画しているグローバルなビジネスだ。

受賞の言葉

司会者「賞金は何に使うの?焼肉?中華?」
大木「いえ。(笑)法人の設立で親に借金をしたので返済に使います。(会場爆笑)まだ先月起業したばかりでまだまだこれからなので、みなさまご支援のほどよろしくお願いいたします。」

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アンダー22部門 プレゼンテーション

“モバイル・サイン”
慶應義塾大学環境情報学部3年 大木洵人

アンダー22部門、トップパッターは慶應義塾大学に所属する大木洵人さん。現役の大学生とは思えない堂々としたプレゼンテーションを披露。“モバイル・サイン”とは、日本初のモバイル型大画面遠隔手話通訳を提供するシステム。従来のサービスでは不可能だった短時間で安価なサービスを提案。聴覚障害者がシステムを導入する際には国から助成金を得て聴覚障害者の費用負担軽減まで考えてある。横浜ビジネスグランプリに先駆け、2009年11月には株式会社シュアールを起業。学生起業家として既に多数のメディアで取り上げられた実績もあり、学生ではなく一人の起業家としての姿に審査員・オーディエンスともに感心しきりだった。

“CROSSTATION 3年生が入れない?!新しい就活サイト”
青山学院大学経済学部2年 井田隼人さん

不況時代に現役の大学生だからこそ生み出せる価値のある就職活動用サイトを発案。従来のサイトとの区別化は3年生以上が入れないサイトである点だ。1,2年生から将来の自分をしっかりと見据えて自分の進路を考え、そのために行動をおこすための「考動力」を養うことを目的としている。彼が最後まで強調していたのは「ゆとり世代」だからこそ社会でがんばってみせる!という強い意気込みだ。終了後、司会者から「緊張していた。舞台をずっと歩き回っていた」と突っ込まれて思わず苦笑い。学生らしさをのぞかせた。それでも8分という制限時間内ぴったりに全てを出し切り、すがすがしさの残る発表となった。

“MCK(マーケティングとコミュニティと高校生)”
東京都立葛飾総合高校 伊藤香里さん

『チャッチャラチャラララ~チャッチャッチャ♪』おなじみのキューピー3分クッキングのメインテーマでかばんを肩にかけ女子高生の通学スタイルで満面の笑顔で登場。かばんの中からエプロンとフライ返しを手にプレゼンテーションを調理開始。女子高校生が社会勉強を兼ねて安全な一人暮らしをするための体験販売。収入源として“ショボン”な地元商店街を女子高生の力でよみがえらせるプランを提案し、社会的にも価値の高いビジネスを提案。明るい伊藤さんの呼びかけに応援団の女子高生軍団が威勢良く応答し、終始なごやかなムードのプレゼンテーションに。ビジネスグランプリならではのオーディエンスと発表者が一体感を感じさせる発表となった。

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“アンダー22部門 審査員からの質疑応答”

大木洵人さん

鶴岡さんからは着眼点の素晴らしさに感動との声が。手話を使わない聴覚障害者の方も使えるツールへ進化させるとさらにビジネスが広がりますね。と温かい言葉をいただきました。大久保さんからは収支計画についてアドバイスを受け、起業家として利益を考える重要性をさらに認識したことでしょう。

井田隼人さん

大塚さんから1年生から就職をそんなに意識するのだろうか?と問われ、ゆとり世代だからこそがんばります!と意気込みを語りました。岡本さんからは最初から大きいプランをたてず確実に行こうという姿勢はいいと思うと褒められ、起業への意識が強くなったことでしょう。

伊藤香里さん

吉田さんからキューピーのテーマ曲を直接お問合せセンターへ電話して許可を得た行動力を称えられ、照れ笑いの伊藤さん。野坂さんから女子高生に限定するメリットを問われ、「年齢が違うと法律により環境に違いがでるため女子高生に限定した」と、プランを綿密に検討してきた過程を思わせる的確な回答を返しました。

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一般部門 プレゼンテー所ん

“ネゴレンジャー参上!日本のリユース事業支配計画 高度な施行技術でエコに貢献!”
株式会社Negotiator 岸義広

赤いゴレンジャー戦闘服に身を包み、一般部門のトップバッター岸さんがはるばる大阪から戦闘開始!手には“ネゴレンジャー横浜秘密基地”と書かれた看板を携えて。生の音声で施工業者とリサイクルショップ店員の声を流し、音で臨場感を出すプレゼンテーションはオーディエンスの関心を大いに引きつけた。中古オフィス家具ポータルサイトと施工職人に安定した業務を供給するための日本初のサイト、フィリピンへの中古オフィス家具販売用ポータルサイト、3つの事業を提案。緊張と時間制限を意識してか早口で話していたが、岸さんのビジネスへの熱意と人柄がビンビンと伝わってくるプレゼンテーション。審査員の吉田さんから、最初はオフィス家具施工職人紹介システムに特化したビジネスにすべきとの意見に最後は大きく納得。

“光ファイバ関連部品製造販売事業”
オーエヌテック株式会社 野中俊一

大勢のオーディエンスを前に最初から最後まで緊張感を感じさせず落ち着いた様子でプレゼンテーションをされた野中さん。技術者として長年に渡り研究に従事してきた野中さんの実直さと勤勉さがオーディエンスにもしっかりと伝わったプレゼンテーション。プラン内容は特許取得した独自開発の装置により光ファイバーケーブルを接続するためのフェルールと呼ばれる接続部品の製造と販売。光通信技術をめぐる激しい国際競争が増す中、日本がこの分野で優位に立つために国際的にも必要とされる重要な開発。審査員の大塚さんからは「お金さえあれば今すぐ支援に名乗り出たい」。弥生株式会社の岡本さんからも「技術的に優れており、スケールの大きいビジネスだ」。審査員から大絶賛を浴びるビジネスプランとなった。

“もの情報サービス販促支援事業”「巾着小町」
株式会社グッドシング 大谷一哉

最初に、ビジネスプランの“巾着”を審査員へ配布。審査員が興味津々に中身を見る姿にオーディエンスまで興味津々に。一語一語の言葉をはっきりと丁寧に話し、わかりやすさに重点をおいたプレゼンテーション。商品のサンプルや割引券が入ったお楽しみ巾着袋を流行に敏感なOLに配布し、不況下の消費意欲をかきたてようというプラン。配布物には配布地域以外の地方の物産を入れるなど地方と地方のつながりや、地域産業を盛り上げていくことも狙いのひとつ。ITを駆使した情報収集により巾着の中身は幅広い地域に広がりをもたせられる。既に2009年5月に起業しており、大阪を中心とした地域の1500社へ配布。評判は上々のようだ。審査員の鶴岡さんからは「女性はこういうお楽しみは大好きよね」と好感触な反応をいただいた。

“名刺中心型 CRM&SFA ソリューションの展開”
三三株式会社 富岡圭さん

富岡さんは名刺をWEB上でデータベース化し、社内の人脈を情報共有し、データを個人と組織の二次活用をしていくというビジネスプランを提案。プレゼンテーションでは実際の名刺スキャナーとタッチパネルPCにてデモンストレーション。簡単に読み込んでデータベース化されるシステムにオーディエンスもうなずきながら納得。さらに、読み込んだデータベースをオペレータが確認する完璧さだ。既に多数の大手企業と契約を結び、社会的重要度の高さは立証済み。審査員の海老名さんから「名刺を公開したくない営業マンもいるのでは?」と問われると、「以前はスケジュールを公開したがらない人もいたが時代が変わって今では公開が当たり前。名刺も今後同様になっていくと思います。」という時代の先を見据えたビジネスであることを証明した。

“電子マネー「レピカ」で真のCRMを実現”
株式会社レピカ 岩井陽介さん

ビジネスプランはカードとモバイルでお客様と企業をつなぐコミュニケーションサービスの提供。米国で10兆円の市場規模を持つギフトカード市場への進出により事業の飛躍を期待している。大きい声でゆっくりとわかりやすく話していた岩井さん。残念ながら当初危惧していたように本日初の時間切れにて途中で終了販売戦略に特徴が欲しいという厳しい意見にも、業界に特化したポータルサイトと提携し業界共通カードの仕組みを作り、その業界へ一気に普及できるようにしたり、オンラインでカードを決済サービスに使ってもらったり、既に販売の分野を拡大させていく計画が着々と進んでいることを十分にアピール。審査員からも地域の商店街共通カードなど新たな提案が出され、一般的に興味を持たれる分野であることを証明した。

“多言語の世界掲示板-ワールドジャンパー-”
八楽株式会社 坂西優さん

オーディエンスへのアピール力、論理的な展開、本場アメリカ仕込みの完璧なプレゼンテーションは圧巻。ビジネスは世界中のユーザー同士が母国語でコミュニケーションを楽しめる掲示板サイトの運営。実際のサイトをデモ画面に表示し、日本語で書いた文章が、即、英語へ切り替わると会場からも驚きの声が!さらに、翻訳した言葉を再度母国語へ折り返し翻訳し、自分が書いた言葉が異言語で正しく表現できているかを確認できる画期的な機能がこのビジネスの強み。最後にワールドジャンパーが今後翻訳業界でリーディングカンパニーとなるビジョンまで完璧に説明し終えると、観客からは割れんばかりの大拍手。海老名氏からは無料の統計翻訳が競合になった場合の対応を問われると、競合とは違い折り返し翻訳のおかげでユーザーの訂正を自然に集められるからすごいのです!と最後まで力強いアピール力を見せた。

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受賞者紹介|会場レポートファイナルへの道