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横浜ビジネスグランプリ2018 横浜ビジネスグランプリ2018
ファイナルステージレポート

横浜ビジネスグランプリ2018 受賞者

開場直後の受付

2018年2月24日、横浜市西区のランドマークホールで、「横浜ビジネスグランプリ2018」ファイナルが開催されました。

横浜企業経営支援財団(IDEC)が主催し、横浜市経済局が共催している「横浜ビジネスグランプリ」は、 横浜市での起業や新規事業展開に挑戦するビジネスプランを全国から募集することを目的に、2003年から実施されており、今回で20回目を迎えました。

後援先である関東経済産業局、神奈川県産業振興センター、川崎市産業振興財団、相模原市産業振興財団、湘南産業振興財団、日本政策金融公庫横浜支店のほか、 横浜県内の地域金融機関を始めとする多数の企業や団体が協賛を行い、ファイナリストのビジネスプランの実現を支援していることが「横浜ビジネスグランプリ」の大きな特徴です。

ファイナリストたち

横浜市内で新たな事業を始めようと考えている事業者と、将来起業を考えている学生にビジネスプランを募集したところ、応募数は一般部門で114件、学生部門で34件に上りました。

当日、ステージに立ったのは、応募総数148件の中から書類審査、プレゼンテーションを通じて選び抜かれた一般部門7組、学生部門3組のファイナリストたち。 会場には、昨年を大きく上回り、過去最多となる約260人の観客が詰めかけ、10人のファイナリストたちのプレゼンに耳を傾けました。

審査員

審査員を務めたのは、審査員長の野島廣司氏(株式会社ノジマ代表執行役社長)を始めとする実業家や有識者8人。 「新規性」「成長性」「実現可能性」「地域経済への影響・効果」「経営者力・熱意」の5つの審査基準で厳正な審査が行われ、4人のファイナリストが各賞を受賞しました。

  • 【最優秀賞】 (副賞 100万円)
    「トランクソリューションと健康社会への変革」
    トランクソリューション株式会社 代表取締役社長 山下知也氏(代理:勝平純司氏)
  • 【一般部門優秀賞】 (副賞 50万円)
    「音楽スタジオWEB予約プラットフォーム『スタジオル』」
    株式会社スタジオル 代表取締役 山地瞭氏
  • 【学生部門優秀賞】 (副賞 30万円)
    「手ぶら観光 ~フッ軽で日本を旅しよう! Fukkal Japan~」
    立教大学 佐藤朱莉氏
  • 【女性起業家賞】 (副賞 50万円)
    「がんに直面する女性のための ピアサポート・コミュニティ『Peer Ring』」
    株式会社リサ・サーナ 代表取締役 上田暢子氏
  • 【オーディエンス賞】
    「トランクソリューションと健康社会への変革」
    トランクソリューション株式会社 代表取締役社長 山下知也氏(代理:勝平純司氏)

各ファイナリストのプレゼン終了後、昨年のグランプリの受賞者である株式会社ハチたま(旧・ペットボードヘルスケア)代表取締役の堀宏治氏(一般部門優秀賞/オーディエンス賞)に加え、 株式会社ビヨンドザリーフ代表取締役社長の楠佳英氏(女性起業家賞)が、エキシビション講演を行いました。

横浜市経済局 林琢己局長

次いで、来賓の横浜市経済局の林琢己局長が、
「今年は、昨年の145件から応募総数が増え、ファイナリスト皆さんのプレゼンのレベルもさらに向上したことを実感しています。 最近、当経済局でも注目しているのは、ITを中心に技術革新が進む中で、ビジネスモデルも日進月歩の時代になっていることと、少子高齢化社会といった大きな社会課題。 横浜市でも2019年頃をピークに人口減に転じ、2025年には高齢者100万人時代を迎えるという予測もあります。 今日の(ファイナリストの皆さんの)ご提案の中でも、そういう社会課題に向き合ったテーマがいくつもありました。 横浜は文明開化の街であり、起業やベンチャー(企業の活動)が自由にできる環境を作っていきたいと思います」と挨拶。

野島審査員長

また野島審査員長は、審査員長総括で、
「今回は、医療と健康をテーマにした実現性の非常に高いビジネスプランが多かったと思います。 これらのビジネスプランを実現すれば、必ず横浜市もよくなるでしょう。 ファイナリストの皆さんには、『横浜ビジネスグランプリ』で健闘したことへの自信を持ち、さらにブラッシュアップを重ねながら事業に励んでいただきたいですね。 ぜひとも横浜で起業し、横浜を活性化していただけたらと思います」と、各ファイナリストの健闘を讃えました。

IDEC 牧野孝一理事長

ファイナリストによるプレゼンや表彰式が無事終了したあとは、恒例の大交流会を開催。 IDECの牧野孝一理事長の乾杯の発声のもと、ファイナリストや審査員、企業支援機関や金融機関の関係者に加え、オーディエンスが思い思いに歓談を楽しみました。 大交流会を通じて多くの人が出会い、親睦を深め、ビジネスマッチングも生じ、「横浜ビジネスグランプリ2018」は、盛況のうちに幕を閉じました。

【協賛賞】

協賛企業 協賛賞名 受賞者
株式会社ノジマ ノジマ賞 木島 公一朗氏
株式会社TNPパートナーズ TNP賞 木島 公一朗氏
IKEA港北 IKEA賞 (A賞)高橋 としよ氏
(B賞)上田 暢子氏、木島 公一朗氏、古林 紀哉氏、髙橋 としよ氏、杜 慶捷氏、山地 瞭氏、山下 知也氏、浅井 航氏、佐藤 朱莉氏、田中 華依氏
I.S.O横浜 I.S.O横浜賞 木島 公一朗氏
山下 知也氏
浅井 航氏
田中 華依氏
ウィズスクエア横浜 ウィズスクエア賞 上田 暢子氏、木島 公一朗氏、古林 紀哉氏、髙橋 としよ氏、杜 慶捷氏、山地 瞭氏、山下 知也氏、浅井 航氏、佐藤 朱莉氏、田中 華依氏
オフィス ビット横浜 ファイナリスト賞 上田 暢子氏、木島 公一朗氏、古林 紀哉氏、髙橋 としよ氏、杜 慶捷氏、山地 瞭氏、山下 知也氏、浅井 航氏、佐藤 朱莉氏、田中 華依氏
一般社団法人 神奈川ニュービジネス協議会 KNBC賞 山下 知也氏
公益財団法人 起業家支援財団 起業家支援財団賞 浅井 航氏
横浜銀行 横浜銀行・浜銀総研賞 古林 紀哉氏
横浜信用金庫 よこしん賞 古林 紀哉氏
浅井 航氏
川崎信用金庫 かわしん賞 木島 公一朗氏
かながわ信用金庫 かながわ信金賞 高橋 としよ氏
佐藤 朱莉氏
神奈川銀行 神奈川銀行賞 佐藤 朱莉氏
八千代銀行 八千代銀行賞 上田 暢子氏
高橋 としよ氏
山下 知也氏
城南信用金庫 よい仕事おこし賞 佐藤 朱莉氏
湘南信用金庫 湘南しんきん賞 山地 瞭氏

 ファイナル当日のスケジュール

13:30

オープニング・開会宣言

「開会宣言」
公益財団法人横浜企業経営支援財団
理事長 牧野 孝一氏

13:45

ファイナリストによるプレゼンテーション

学生部門

手ぶら観光 ~フッ軽で日本を旅しよう! Fukkal Japan~

立教大学 佐藤 朱莉氏

孫代わりカスタムロボット「ユーボー(YOU-BO)」

早稲田大学 浅井 航氏

きぬあ亭 ~キヌアを食べて日本と南米を更に元気に!~

国士舘大学 田中 華依氏

一般部門

がんに直面する女性のための ピアサポート・コミュニティ『Peer Ring』

株式会社リサ・サーナ 上田 暢子氏

自閉症児を救う スケジュール表普及への挑戦

株式会社古林療育技術研究所 古林 紀哉氏

感じる、愛でる、守る!森のケーキ

フルールドリス 髙橋 としよ氏

星クーポン ~スマートフォン時代の集客ツール~

Witsign株式会社 杜 慶捷氏

音楽スタジオWEB予約プラットフォーム『スタジオル』

株式会社スタジオル 山地 瞭氏

研究者向け細胞選別用レーザー照射装置

Kishima Photonics Corporation(設立予定) 木島 公一朗氏

トランクソリューションと健康社会への変革

トランクソリューション株式会社 山下 知也氏

16:00

エキシビション講演

横浜ビジネスグランプリ2017
優秀賞 受賞(一般部門)/オーディエンス賞 受賞 

株式会社ハチたま 代表取締役 堀 宏治氏

横浜ビジネスグランプリ2017
女性起業家賞 受賞 

株式会社ビヨンドザリーフ 楠 佳英氏

16:40

表彰式

「挨拶」
横浜市経済局 局長 林 琢己氏

「総括」
ファイナル審査員 審査員長
株式会社ノジマ 代表執行役社長
野島 廣司氏

17:30-18:30

大交流会

ファイナリスト、起業家、審査員、起業支援者、
オーディエンスによる交流会

大交流会1  大交流会2

大交流会3  大交流会4

審査員長 野島 廣司氏

株式会社ノジマ 代表執行役社長

1951年(昭和26年)神奈川県相模原市に生まれる。 中央大学商学部卒業後、有限会社野島電気商会(現ノジマ)に入社。 当時、経営悪化で社員数2人となっていた家業を継ぎ、 一代で2017年3月末現在(連結ベース)、従業員数5,014人、売上高4,320億円の組織に成長させる。 中央大学客員講師を務め、『野島記念BusinessAward』と題したビジネスコンテストを開催し、 起業を目指す学生を積極的に支援している。

南雲 玲生氏

株式会社ユードー 代表取締役

横浜市西区生まれ。 横浜市立南高等学校、青山学院大学卒。 1996年コナミ(株)(現(株)コナミデジタルエンタテインメント)入社。 (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(現(株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント)を経て、 2003年株式会社ユードーを設立。 音楽ゲームを創出した経験を生かし、 ライブストリーミング・カラオケなど、音と映像が中心のアプリを数々リリース。 累計2,000万ダウンロード達成。 また、大手移動体通信事業会社や、スタートアップ企業のアドバイザーを担当し、新規事業支援活動をおこなう。 著書にPHP研究所『これでiPhoneアプリが1000万本売れた 稼ぐ仕組みづくり』がある。

海内 美和氏

海内工業株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業後、資産運用会社を経て、2008年海内工業株式会社へ入社。 2014年、2代目である父親の跡を継ぎ、代表取締役就任。 「待つ」町工場から「考えて動く」町工場をコンセプトに、高精度・高品質な精密板金加工を手掛けている。 2016年発足、経済産業省の「ものづくりなでしこJAPAN」幹事メンバーに選出。 また、「攻殻機動隊S.A.C.タチコマ1/2サイズ・リアライズプロジェクト」や 「LUNAR DREAM CAPSULE PROJECT」など、板金の可能性を広げる新しい試みにも取り組んでいる。

横山 周史氏

株式会社リプロセル 代表取締役社長

1991年、東京大学工学部工業化学科卒業。 同年、同大学大学院に進学し、1996年、東京大学工学部応用化学科にて博士号を取得。 専門分野は固体触媒。 1996年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、経営コンサルティング業務に従事。 1997年、住友スリーエム株式会社に入社し、ディスプレイ関連の新規事業立ち上げを推進。 2004年、株式会社リプロセルに取締役として入社。 2005年より、同社代表取締役社長を務める。

小山 嚴也氏

関東学院大学 副学長 経営学部教授

横浜市出身。 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得後退学。 山梨学院大学商学部専任講師、助教授、関東学院大学経済学部准教授、教授等を経て現職。 関東学院大学学生生活部長、一般社団法人経営倫理実践研究センター上席研究員、 川崎市開発審査会会長職務代理を兼務。 博士(商学)。 著書に『CSRのマネジメント』白桃書房、2011など。

呉 雅俊氏

株式会社TNPパートナーズ 代表取締役社長

明治大学工学部機械工学科卒業後、日本ラヂエーター(株)(現カルソニックカンセイ㈱)入社。 1987年ワタミフードサービス(株)(現ワタミ(株))設立と同時に入社、1998年常務取締役を最後に辞任。 2000年10月(株)TSUNAMIネットワークパートナーズ(現(株)TNPパートナーズ)を設立し、代表取締役社長に就任。 現在は、NPO法人ベンチャー支援機構TSUNAMI(現NPO法人ベンチャー支援機構MINERVA)副理事長、(一社)日本ベンチャーキャピタル協会常務理事、(一社)神奈川県ニュービジネス協議会副会長を兼務。

永井 龍一氏

日本政策金融公庫 国民生活事業 南関東地区統轄

1981年国民金融公庫(現:日本政策金融公庫)に入庫。 小田原支店長、横浜西口支店長、創業支援部長、中国地区、北関東地区、東海地区の各統轄を歴任。 2017年4月より現職。神奈川県、千葉県、山梨県に所在する支店(国民生活事業)を統轄するほか、創業支援の専門セクションである南関東創業支援センターを管轄。 各地域において広く創業支援機関との連携を深め、起業家の育成や新事業の成長支援に取り組んでいる。

井手 美由樹氏

株式会社Ideal Works 代表取締役 中小企業診断士

名古屋生まれ、名古屋育ち、横浜在住。 大学卒業後、靴小売チェーン店に勤務。 平成9年に中小企業診断士を取得し、経営コンサルタントとして独立。 約20年間で、起業家や中小企業経営者からのご相談に述べ3000回以上対応している。 得意としているのは、補助金・助成金など中小企業支援策の効果的な活用をふまえた計画作成の支援。 理念は「優れたアイディアを提供し、わくわくする経営のお手伝いをすること」。 平成23年度から平成27年度まで(公財)横浜企業経営支援財団女性起業家支援チーム・チーフアドバイザー。