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国内最大級のビジネスプランコンテスト「横浜ビジネスグランプリ2014」が2014年2月22日、ランドマークホールで開催されました。

今回は横浜市内で新たな事業を考えている事業者と、将来起業を考えている学生を対象にビジネスプランを募集。エントリーの段階から事業計画書を提出してもらいました。

本日のファイナリストは学生部門が3名、ベンチャー部門が7名。

司会進行役は弓月ひろみさんと野竿達彦さん。さわやかな弓月さんの進行と、明るく盛り上げる野竿さんの掛け合いが楽しく、和やかな雰囲気で横浜ビジネスグランプリのファイナルステージがはじまりました。

応募総数127プランの中から書類審査、プレゼンテーション審査と厳しい予選・準決勝をくぐり抜けてきたファイナリスト10名が熱いプレゼンテーションを展開。

プレゼン時間は6分間。短い時間内にビジネスプランの内容を分かりやすく、さらにそこに込められた熱い思いを発表します。全員が持ち時間を1秒たりとも無駄にしないという気迫を感じる素晴らしいプレゼンテーションでした。
6分間の発表の後は、審査員からの質問に答える時間が4分間。



激戦をくぐり抜け、この日までに練りに練ってきたビジネスプランを発表したファイナリストたちは、審査員からの鋭い質問にもたじろぐことなく堂々と答えていきました。

会場を満員に埋めつくしたオーディエンスも舞台上で発表されるビジネスプランに引き込まれ、審査員とファイナリストのやり取りに頷いたり、その答えに驚いたり笑ったり、会場全体が一体となり盛り上がっていきました。





審査員長の野島氏をはじめ、実績のある経営のプロフェッショナルの方々に審査員としてお集まり頂きました。

実際の経営者としての立場から、ファイナリスト達へより具体的な鋭い質問も多数あり、また、あたたかい応援メッセージもあり、ファイナリスト達の真剣な思いに審査員の皆さんも真剣に向き合うという素晴らしいファイナルステージとなりました。



会場外のロビーでは、ファイナリストとセミファイナリストの事業プランや商品・サービスを展示、紹介するコーナーを設けており、ステージ開始前や合間に来場者で賑わいました。 実際に商品を手に取ってみたり、説明を受けたりすることが可能です。

来場者の質問に熱心に答えるファイナリストたちの姿も多く見られました。
名刺交換や情報交換ができ、今後のビジネス発展をアピールする場となりました。



中山貴之さん(株式会社さくらノート 代表取締役)

横浜ビジネスグランプリ2009ファイナリスト
オーディエンス賞受賞


2009年当時は石川県に本社がありましたが、この受賞をきっかけに横浜に進出、その後株式会社さくらノートを設立し、地元企業と協力しながら若者たちの能力が十分に生かせる社会づくりの一翼を担っています。

私も5年前に、この横浜ビジネスグランプリに出場しオーディエンス賞をいただきました。
現在は社名にもなっている「さくらノート」という名前の冊子を発行しています。さくらノートのテーマは「個性を磨き、かっこいい大人になるための自分発見マガジン」です。

このさくらノートをキャリアオリエンテーションマガジンと名付けました。これは「天職」(転職ではなく、天から授かった職)をキーワードにして、本当に自分の仕事を心から愛して、一生懸命に頑張っている大人の姿を子どもたちに伝えていこうという趣旨の冊子です。
今はこれを中学校や高校に配っています。
私の生まれ故郷である石川県でスタートをし、ビジネスグランプリのご縁で今は横浜でも展開をしているという状況です。

現在、少子化の問題が顕著です。この20年間で高校3年生の人数が約半分になっています。かたや進学率は非常に増えています。4年制の大学に行く人は50%を超えているのです。

現在の日本の大学では、大多数が1、2年生は一般教養の勉強が中心、3年生以降に専門的な研究室やゼミで勉強することになります。しかし3年生になるとすぐに就職活動がはじまり、専門的な勉強もあまりしないままの状況で自分の進路を決める必要があるのです。

「一体、職業選択とは本来どうあるべきなのか?」という疑念がわきました。

今、高校の7割が普通科です。そして普通科の大部分が進学校です。そのためこの段階で就職を考えることはほとんどないでしょう。
そのような状態で大学に進学しても、その後に自分の進路について真剣に考える時間はないのです。
この状態をなんとか解決したい!という強い思いでさくらノートを作ることに決めました。

現在は4年目を迎え、協賛企業の数は100社を超えました。まだまだ軌道に乗っている事業とは言えず、いつ何が起こるか分からない状態ではありますが、このさくらノートの意味に賛同してくれた企業がある、ということ、そしてその企業の皆様が応援してくれているということは、私にとって本当にありがたいことです。

今は横浜、川崎、横須賀の中学校・高校に置いていただき、授業で使ってもらうまでになりました。
単に職業を紹介する、というだけでなく、そこで働いている人の価値観、職業観、そして生き様を伝えるものとして、今、道徳の時間でも使っていただいているようです。
事業は継続していかなければなりません。

しかし、経営者は亡くなります。事業を継続していくのはやっぱり社員なのです。人なのです。
このさくらノートはその社員であり、そこで働く人の理念・思いを伝えていくものです。それを地域の子どもたちが中学から高校までの6年間読み、その後その地域で就職するかもしれない、そして自己実現を果たす。
そのような良い循環を作っていきたい、という思いでこの先も事業化していきます。同じ志を持った方とともに仕事をしていきたいと思っています。

と力強く語ってくださいました。



横浜ビジネスグランプリ2014最優秀賞をはじめ、各賞を受賞された方々を表彰させていただきました。本当におめでとうございます。改めてお祝い申し上げます。

また、惜しくも受賞を逃された方、これまでの審査を勝ち抜き本日の舞台で見事なプレゼンテーションをしていただいた、すべてのファイナリストの皆さまに敬意を表したいと思います。
この横浜ビジネスグランプリは意欲ある起業家の皆さんをご支援し、経済に新しい活力を生み出すことを目的に平成15年度から始まりました。

日本経済は、現在長い停滞から再生への途上にあります。
この流れを確実なものにし、飛躍への希望を実現するにはベンチャー企業が増え、発展していくことが欠かせません。
日本政府は成長戦略の中で、欧米に比べて低い開業率を現在の2倍以上に引き上げることを目指しております。
このように社会全体が優れた起業家を待ち望んでいる現在、ビジネスプランを磨き上げ、ここ横浜から大きな一歩を踏み出そうとしているチャレンジ精神溢れる皆さま方を、たいへん心強く思っております。

本年度は全国各地からこのビジネスグランプリに127件の応募をいただき、ご提案の内容も農業、食、IT、障がい者支援など多彩なジャンルにわたっていました。
横浜市では横浜ビジネスグランプリなどビジネスプランコンテストで入賞経験を持つ方々が横浜市内で事業を始める場合には、最大500万円を助成する制度を平成25年度にスタートし、これまでに多くのご応募をいただきました。
また、横浜市では女性起業家支援に力を入れており、そのための助成金は、小規模から事業をスタートされることが多い女性起業家向けの「女性起業家支援枠」も設置しています。
ぜひ、皆さま方にもこれらの制度をご活用いただきまして、事業の成長に結びつけていただきたいと思います。

このグランプリを機に、皆さまの事業が実り豊かなものに成長し横浜発のビジネスとして飛躍されることを心から願っております。
今回ご協力をいただきました審査員の方々に改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうござしました。

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横浜市では起業家の支援にとても力を入れている、と分かる力強い祝辞。ファイナリスト達にとっても素晴らしい制度があり、また女性が起業することを応援してくれているという熱いメッセージでした。



ご来場の皆様、長時間にわたりプレゼンを聞いていただきありがとうございました。また審査員の方々どうもありがとうございます。事務方の皆さんも良くやっていただきました。

今年度は10回以上のビジネスコンテストを見てきましたが、今日のビジネスコンテストが一番素晴らしかった!と感じています。

ファイナリストになられたみなさんは本当に自信を持ってください。社会性あり、農業あり、新規性ありと様々な分野でのビジネスプランを発表して頂きました。私も投資家だったら「投資したい」と感じるプランが多数ありました。学生のみなさんも本当に素晴らしかったです。

これからが本当のスタートです。
セミファイナルから審査員として見てきましたが、今日のプレゼンでは改めて「成功するビジネスプラン」になっていました。
起業については、横浜市も支援してくれます。最優秀賞を獲得した手島さんをはじめ、ファイナリストのみなさんは、社会に対して自信を持ってぜひとも実業に向かって、成功していってください。

最終的には横浜市、日本、さらには世界に貢献していける企業になって活躍していただきたいと思います。

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「今年度見てきたビジネスグランプリで一番良かった」との言葉が印象的だった野島審査員長の総括。
野島氏は、舞台に上がったファイナリストだけでなく、このビジネスグランプリに関わったすべての人にあたたかい言葉をかけてくれました。



グランプリ終了後、ランドマークホールに隣接するホワイエにて、大交流会を開催。

ファイナリストはもちろん、セミファイナリスト、企業支援機関や金融機関の方々、オーディエンスも交え、ここでも新しいビジネスが生まれる場として交流会は大盛況。

グランプリファイナルのステージを終え、緊張から解き放たれたファイナリスト達のリラックスした笑顔も印象的でした。

各方面から名刺交換を依頼されていた審査員長の野島氏に、今回最優秀賞を受賞した手島さんの勝因について尋ねてみると、「新しい考え、そして商品、障がい者も合わせたビジネスとして、総合的にとても素晴らしかった」と穏やかに答えてくれました。審査員全員異論なしで決定したとのことでした。



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